景気について
※この画像はチームメンバーが作成しました。
景気とは
「経済について」で学んだように、経済はお金と価値の取引の積み重ねで成り立っています。
そこで、経済活動が活発になる(より取引がされる)と景気が良いと言われ、経済活動が滞ると景気が悪いと言われます。
そして、それらには周期があります。
このように、景気とはどれだけ経済活動が行われたかを周期的に表したものです。
そして、その経済活動の動きを指標として表したものがGDP(国内総生産)やGNP(国民総生産)等です。
これらの指標によって今の経済の景気を知ることができます。
景気の変化による生活の変化
景気が良いとき
物の売り買いがたくさん行われ、お金の動きが活発になる→ものが売れる→会社が儲かる→働いている人の給料が増える→物を買う人が増える→ますますものが売れる※この繰り返し
景気が良い時に起こること
- 給料やボーナスが増える
- 消費者の購買意欲が上がる
- 金利が上がる
- 求人が増える
- 株価が上がる
- 物価が上がる
景気が悪いとき
物の売り買いがあまり行われず、お金の動きが悪くなる→物が売れない→会社は儲からない→働いている人の給料が減る→物を買う人が減る→ますます物が売れなくなる ※この繰り返し
景気が悪い時に起こること
- 給料やボーナスが減る
- 消費者の購買意欲が下がる
- 金利が下がる
- 失業者が増える
- 株価が下がる
- 物価が下がる
景気の良し悪しによる影響
景気が良い時でも良いことばかりではない
景気が良くなると給料が増えますが、物の値段が高くなって消費者の購買意欲が下がったり、金利が高くなることでお金が借りにくくなったりします。
逆に景気が悪いときも悪いことばかりではない
給料は減りますが、ものの値段が下がって消費者の購買意欲が上がります。
また、金利も低くなるのでお金を借りやすくなります。
景気はバランスが重要であり、良すぎても、悪すぎても弊害が出てきます。
そこで、政府や日銀はさまざまな政策を行い、景気のバランスを保っています。
インフレとデフレについて
経済や景気を考える上で、インフレ・デフレについても考えていかなければなりません。
インフレ(インフレーション)とは、物価が継続的に上昇すると同時に通貨の価値が下がることを言います。
一般的に、景気が良くなるとインフレが起こりやすくなります。
デフレ(デフレーション)とは、物価が継続的に下落すると同時に通貨の価値が上がることを言います。
一般的に、景気が悪くなるとデフレが起こりやすくなります。
デフレが進み、それが悪循環となることをデフレスパイラルと呼ばれる危険な状態になります。
危険なスタグフレーション
スタグフレーションとは、景気が後退しているのにもかかわらず物価の上昇が続くことを言います。
つまり、景気後退に伴って賃金が減少していながら物価が上昇するのです。
それにより、国民の生活は苦しくなり危険な状況に陥ります。
日本はこのスタグフレーションに近づいていると言われています。
まとめ
景気の良し悪しやインフレ・デフレ・スタグフレーションについて学習してきました。
今までの生活では全く気にしてこなかったかもしれませんが、生活に密接に関係します。
そこで、日本がスタグフレーションに近づいていることを知って危機感を持っていただけたら幸いです。
学んだことを自分の中で噛み砕いて、自分なりの人生の答えを出してみてください!
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