着物とは日本の民族衣装です。
昔はよく着られていましたが、現在では行事でも着る機会が少なくなってきています。
着物を着る機会は…
○お祝い事や冠婚葬祭のとき
日本には、「七五三」「十三参り」「成人式」などの晴れの日は着物を着てお祝いする習慣があります。冠婚葬祭でも着物を着ます。結婚式に出席したり、お葬式に参列するときにも着物を着るという人が多いです。着物は着るだけでキッチリ感を出すことができるという理由で選ぶ人が多いです。
図の2022年に10代~70代の男女を対象に行われたアンケート調査では、「成人式・結婚式」が特に多いことが分かります。
○観光するとき
今や定番になっているのが、着物姿で観光を楽しむことです。若者に着物はいつ着る?と聞くと、観光や旅行で着ると答える人も多くトレンドになっています。観光のときに着る着物はレンタルが大半で、旅行先で着物レンタルと着付けを行い街歩きに出かけます。
○お出かけするとき
今密かに増えているのが、お出かけするときに着物を着る和装女子です。お買い物やカフェ巡りなど、普段のお出かけに着物でおしゃれを楽しんでいます。着物は動きづらかったり、苦しいという印象を持つ人も多いですが、お出かけのときにはマナーは気にせず着崩してもOK。アレンジして着物を着るという楽しみ方もあります。
着物と浴衣の違い |
浴衣は夏のイベントで着られることが多いですが、着物は正装や晴れ着として着用されるものとされています。
浴衣は木綿、麻、ポリエステルで作られることが多いですが、着物は最上級の生地が絹です。
着物の下には肌襦袢や長襦袢を着ます。帯は袋帯、名古屋帯、半幅帯を使用します。そして、足袋は履くのがマナーですが、浴衣は基本的に中に何も着ないので襦袢は使用しません。
帯は一般的には半幅帯を使用します。さらに下駄は素足で履くのが一般的です。