SHINKAI
このページでは、未来に向けて私たちが住む地球の汚染された海の現状について知りましょう。
日本周辺の深海底からもたくさんのプラスチックごみが見つかっており、見つかった
プラスチックごみの9割以上が、袋などの使い捨てプラスチックであることがわかり
ました。プラスチックの袋は軽いから海面に浮くはずでは…と思った人もいるかもし
れません。考えられる理由としては次のようなものがあります。
①水中にある藻類や付着性の甲殻類・貝類が付着し重くなることで沈んでいきます。
②気候の変化から引き起こされる現象で、中緯度から高緯度の海域でよく起きます。
「海水の沈み込み」によって海水の密度が大きくなり、重くなります。
私たちは燃料や原料に油を用いますが、その油が海に流出してしまうと海洋汚染を引き
起こしてしまいます。油の海洋汚染は、流出した環境を即汚染するだけでなく、除去に時間がかかるためすぐに改善できません。油の流出による生態系への影響は非常に深刻で、例えば魚のエラや体表に付着すると機能不全を起こし、稚魚や卵は抵抗力が低いことから死に至ることが多いです。また、プランクトンが油によって減少することが考えられ、魚の餌が激減して連鎖的に大量死を起こしてしまいます。
赤潮とは、海水中の微生物が異常発生することで水の色が変化する現象で、原因のひとつとしては農業の農薬や肥料による土壌汚染、工業に関連する排出物からの窒素・リンなど過度な栄養塩が海に流れ込むことだと考えられていますが実は、赤潮の発生原因はまだ正確には解明されていません。
赤潮が発生すると、周囲の地域で悪臭が発生するなどさまざまな被害が発生します。日本は漁業国でもあることから、赤潮の影響は深刻な問題です。
今回私たちは深海生物について調べ、海が抱えている環境問題についても調べました。調べて分かったことは、現在海が抱えている環境問題のほとんどは人間の活動によって引き起こされたものであるということです。人間が海にごみを捨てたり、海に流出してしまうことによって、海洋生物は住処を失っています。
このままでいいのでしょうか?
海洋汚染への対策として私たちにできることはたくさんあります。
例えば、
・洗剤、シャンプー・リンスを使いすぎない
・汚れた食器は汚れをふき取ってから洗う
・調理に使った油は流さずに新聞紙にしみこませたり、油固化剤を使用し
たりして、家庭ごみとして捨てる
などが挙げられます。
私たち一人一人の力は小さくても、それが集まれば大きな力になります。身近なところから気を付けて、みんなで地球の海を守りましょう!!!