チョコレートってなんなん?

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チョコレートに含まれる主な成分、栄養素

チョコレートにはカカオから抽出された成分や、その他添加物など以下のようなものが入っています。

これらの成分には以下のような栄養素が含まれます。


ここからはそれぞれの成分と栄養素について詳しく見ていきましょう。

カカオマス

カカオをすりつぶしたもので、アルカロイド(気分を高揚させるもの)が入っています。
簡単に言うなら、カカオ100%チョコです。
カカオマスだけでは美味しくはならず、私も食べたことがありますが、ひと口で十分でした。(笑)


norikunny, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

カカオバター

カカオニブ(カカオ豆の胚乳部)から脂肪分だけを抽出したものです。
これがあると、チョコレートがまろやかになります。


Veganbaking.net from USA, CC BY-SA 2.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

バニラ

主に香りつけに使用します。本物のバニラは高級のため、合成香料を使用する場合が多いです。


B.navez, CC BY-SA 3.0, ウィキメディア・コモンズ経由で

砂糖

カカオの成分だけでは苦いので、甘みをつけたり味をまろやかにしたりするために使用します。
どんな種類のチョコレートにも欠かせないものです。
チョコレートの種類によってはまろやかにするために乳製品なども使われます。


422737, CC0, ウィキメディア・コモンズ経由で         

ここからは成分の中に含まれている栄養素です。

カカオポリフェノール

カカオに含まれていて、カカオが光合成を行う際に自らを守るために作り出す成分です。
高い抗酸化作用を持っているため、

  1. 疾患のリスク低下(心臓病、がんなど)
  2. アレルギー反応の軽減
  3. 動脈硬化の対策

などの効果が期待できます。

マグネシウム

カカオに豊富に含まれていて、筋肉や神経の健康維持の効果があります。

鉄分

カカオに含まれており、貧血予防、髪や肌のダメージ回復などに役立ちます。

食物繊維

リグニンという食物繊維が含まれています。
大腸で便のカサを増やす材料になったり、大腸の動きを活発化させたりする効果があるため、
スムーズなお通じを促します。

テオブロミン

チョコレートの苦み成分で、カカオはテオブロミンを含む数少ない食品です。
テオブロミンは、血流アップや覚醒・興奮を促すため、
脂肪の蓄積を防いで、体重増加を抑えることができます。

脂肪酸

カカオ豆に含まれる脂質であるココアバターの飽和脂肪酸のことで、
摂取量が少ないと、脳卒中のリスクが上がってしまいます。


チョコレートの種類による栄養素の違い

チョコレートには、

などがあって、それぞれの種類によって、含まれる成分や栄養素が異なります。

ダークチョコレート

カカオの含有量が高いため、ポリフェノールなどの
抗酸化物質が豊富に入っています。
抗酸化物質は血管を拡張させるため、血圧を下げる効果があります。
ちなみに乳製品が使われていないため、
まろやかさがほかの種類のチョコレートに比べてあまりないです。


image by hagi(チームメイト)

ミルクチョコレート

カカオの含有量が低く、その代わりに砂糖や乳製品が多いです。
そのため栄養価は低いですが、ダークチョコレートとは違って
カルシウムやビタミンDなどの栄養素が含まれているので、
ダークチョコレートにはない恩恵が受けられます。


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ホワイトチョコレート

カカオの含有量が非常に低く、(カカオが黒色だから)
砂糖や乳製品が主成分です。
そのため栄養価は低いですが、ミルクチョコレートと同じく
カルシウムやビタミンDなどの栄養素が含まれているので、
50gほどであれば健康にいい影響を与えられます。


image by hagi(チームメイト)

参考文献

  • 株式会社明治 "チョコレートの成分は体に良い?効果や1日の摂取量の目安を紹介"
  • Dandelion Chocolate "チョコレートは体にいい?期待できる効能と適切な摂取量"
  • チョコレートと焼き菓子について、"チョコレートの成分と栄養素について知ろう"