ルッキズムの由来・歴史
紫:そもそも「ルッキズム」という言葉の由来ってなんだろう?
こたくん:look(外見・容姿) + ism(主義)で「ルッキズム(lookism)」だよ。
えだ:ルッキズムっていつからある言葉なの?
こたくん:1970年にアメリカで、肥満を理由とした差別に抗議する運動「ファット・アクセプタンス運動」の中で、初めて使われたんだ。その後、研究やメディアで広く使われるようになったそうだよ。
紫:意外と最近なんだね。
もと:でもね、ルッキズムと同じような考え方はもっと前からあって、アメリカでは、障害や病気をもった人が公衆の場に姿をさらすことを禁じる法律「醜陋法」が制定されていた時期があるんだって。
えだ:そうだったんだ。日本でこの言葉が広く使われ始めたのって、結構最近じゃない? 「2022ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされてたの見たよ!
紫:そうだね。メディアやインターネットの普及で、容姿を比較しやすくなったり、フォロワー数やいいね数で人気度が可視化されるようになったりしたことが、ルッキズムにつながっているみたい。
オカ:なるほど。確かに僕もSNSでよく容姿に対する誹謗中傷や、外見に関するコメントを多く見かけるよ。
もと:私も見かける。みていてすごく嫌な気持ちになるよね。
こたくん:ルッキズム問題はインターネットの普及に伴い明るみに出たとも言えるね。
紫:インターネットと「ルッキズム」は密接な関係にあると言えそうだよね。
えだ:「ルッキズム」問題を解決する上で、インターネットとの関係性はとても重要になってくるんだね。
こたくん:現代社会ならではの問題だね。じゃあみんな、「ルッキズム」の考え方はやめるべきだと思う?
もと:それってつまり、人を見た目で評価することをやめるべきか否かってこと?
こたくん:そういうこと!
えだ:見た目で判断するのはおかしいでしょ?!
紫:私はやめるべきではないと思うな。
もと:私もルッキズムをやめることはできないと思うよ。
オカ:僕はよくないと思う。
こたくん:皆色々な意見を持っていそうだね。それなら今からルッキズムをやめるべきという立場と、やめる必要はないという立場に分かれて議論してみない?
紫:それは面白そうだね。
えだ:よし。やってみよう!!