東京大空襲
ドーリットル爆撃の後に第二次世界大戦中に1945年3月10日未明に起きたアメリカから東京都に対する空襲
はじめは、3月9日の夜に334機の大型爆撃機 B-29が東京上空に姿を現しました。 アメリカ軍は早くから江戸時代に頻発した江戸の大火や1923年の関東大震災の検証を行い、火元・風向き・延焼状況・被災実態などの要素が詳細に分析されていました。その結果、木造住宅が密集する日本の大都市は火災に対して特に脆弱であり、焼夷弾による空襲が最も大規模な破壊を最も効果的に与えることができると結論されていたのです。これにより高度から軍事施設を標的にするという作戦を米軍は大きく変更されました。低いところから爆撃機で焼夷弾を投下し、木造住宅を焼き払うという、事実上の無差別爆撃を行うことにしていました。
そしてこの爆撃の後、現場はとても悲惨な状況となってしまいました。
死者:約11.5万人以上
負傷者:約15万人以上
罹災者:約350万人以上
消失面積:約140㎢
当時、風が強かった影響もあり、被害拡大にもつながったそうです。
一番被害が多かったのは、墨田区、台東区、江東区でとても見ていられない状況だったといいます。
被害を受け、国から軍人や軍属は60兆円の補償を受けましたが、一般人は対象外であり、それに対し被害者と遺族らは国に裁判を起こしましたが、敗訴しました。空襲被害者を助ける法律を作る動きもありましたが、実現する見通しはありません。
主に焼夷弾という、猛烈な炎によって人を焼き殺す砲弾。建物を焼き払う爆弾。
B29爆撃機により投下され、甚大な被害をもたらしました。
M47焼夷弾
特徴
屋根を突き破って屋内に入り爆発する
M50焼夷弾
特徴
木造の家屋に適している焼夷弾
M69焼夷弾
特徴
1.2mの「ストリーマー」と呼ばれる普通の焼夷弾にある水平安定板の代わりになる綿製のリボンが火について燃えながら落ちることが「火の雨」が降ってくるように見えたという
B29爆撃機 全長約30m、最大航続距離は約9000kmを超えます。 非常に高性能で広島と長崎の原爆投下にも使われました。
1941年12月8日に行われた真珠湾攻撃でアメリカは大打撃を受け、それに対しアメリカが国民の戦意高揚と日本国民の戦意失を狙った日本本土空襲を計画しました。
計画の内容は、太平洋の航空母艦から離陸させ、 日本本土を爆撃させるという作戦でした。
本来の計画では夜間に攻撃をする予定でしたが、日本の船に見つかり急遽作戦を変更し、昼に行うことになりました。
被害
この空襲は東日本を中心とし、日本の各地を空襲しました。
これにより
死者:約450人
負傷者:約450人
家屋被害:約280戸以上
この被害によってその後の日本の軍部の計画と作戦に影響を与えました。ですがこの空襲については、国民の戦争に与える影響を考慮したためか、被害を報道しませんでした。
また、本来ならば軍事施設や軍需施設が攻撃目標でしたが、誤爆などにより開施設が攻撃され、民間人にも被害が及びました。
WIkipedia:
https://ja.m.wikipedia.org/
https://ja.wikipedia.org/wiki/B-29_
オンラインミュージアム 戦争と静岡:
http://shizuoka-heiwa.jp
東京大空襲 • 戦災資料センター:
東京大空襲とは
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朝日新聞:
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