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観光公害が深刻化した観光地


SNSで話題となり突如として観光地化した地域では、観光地としての準備が不十分であり、観光公害が深刻化する傾向にあります。

山梨県富士河口湖町
「富士山ローソン」
コンビニの上に富士山がのったような写真が撮れるとしてSNSで話題となり、人気の撮影スポットとなった「富士山ローソン」ですが、ゴミのポイ捨てや私有地に勝手に入り込むなどのマナー違反が増加しました。
そのため、住民のプライバシーと観光客の安全を守るための対策として黒幕が設置され話題となりました。
山梨県富士吉田市
「本町2丁目交差点」
本町2丁目交差点は富士吉田市の中心商店街「本町通り」にあり、雄大な富士山を背景にレトロな街並みが撮影できるとしてSNSで話題となり、突如「観光地化」しました。
そのため、周辺に駐車場が少なく無断駐車をおこなう、車道中央で立ち止まって富士山を背景に撮影するなどの行為が相次ぎ、観光公害が深刻化しています。
江ノ島電鉄
「鎌倉高校前駅」
近くの踏切
この踏切はアニメ「スラムダンク」のオープニングシーンに描かれており、電車が通過する瞬間を撮影しようと、道路にはみ出て撮影したり、周辺道路に一時停止して撮影したりする外国人旅行者が多くいます。そのため、鎌倉市では警備員を配置して対応していますが、周辺の安全確保が難しくなっています。
日本のアニメは、社会問題やヒトの内面に深く踏み込んだテーマが多く、作品中に強いメッセージが込められているため、多くの国の幅広い世代から高い人気があります。そのアニメの世界観を体感するために、日本各地に外国人観光客が訪れています。
白川郷 約 1,500 人の 人口に対して、年間約 200 万人の旅行者が訪れる白川郷は、観光客集中によって交通渋滞、ゴミのポイ捨て、私有地への立ち入りなどの観光公害が深刻化しています。白川郷は地域住人が暮らす生活の場であり、旅行者との共存が課題となっています。
京都 京都では、バスの運送能力を超える数の外国人旅行者が訪れ、地域住人の生活インフラが機能不全をおこしています。地域住人が通勤通学に使用している電車とバスに、大型手荷物を持った外国人旅行者が乗り込み、地域住人が乗れない事態がおきているのです。特に、京都駅から清水寺・祇園方面へ向かうバスは混雑が激しく、地域住人が通勤通学に使用することは不可能になっています。
また、神社仏閣の周辺にはゴミのポイ捨てが多く、環境や景観も悪化しています。

インバウンドランキングからわかるゴミの課題


★外国人旅行者数の多い都道府県の上位は100万人都市
ランキングを見ることで、外国人旅行者数の多い都道府県の上位は100万人都市だとわかります。そのことから、一部地域への集中により地域間の集客格差などの課題もわかってきます。観光客の集中に応じてゴミの量が増加し、ポイ捨てが発生し、環境問題につながります。

★SNSによって観光公害が深刻化した観光地は受け入れ態勢が未完全
SNSで話題となり突如として観光地化した地域では、観光地としての準備が不十分です。ごみ箱の設置、ゴミ分別ルールの伝達などが遅れたり、ゴミ収集の回数が少なかったり、ゴミ収集の予算が少なかったりすることが考えられ、それが観光公害の深刻化へとつながります。