私たちは、古着回収ボックスに入れられた服がどのような旅をするのかを追ってきました。
回収された服は、まず仕分けセンターで細かく分別され、状態の良いものはリユースとして国内外の古着市場へ。着られないものはリサイクルとして工業用ウエスや繊維原料に生まれ変わります。
この仕組みにより、資源は有効活用され、環境にも優しく、社会にも貢献できている。
そう思います。
しかし、ちょっと待って。
サイトのテーマを思い出してください。
「古着の『寄付』『リサイクル』は本当に良い結果を生んでいるのか」
本当に、すべてが
うまくいっているのでしょうか?
ここからは、その見過ごせない現実について見ていきましょう。
さて、現実の深刻な問題とは何でしょうか。
先進国から送られてくる古着は、アフリカ諸国などへ大量に流れ込み、現地の繊維産業や経済に深刻な影響を与えています。本来先進国が負うべき衣類廃棄の負担がアフリカ諸国へ移され、受け入れ先でも処理が追いつかず、多くが活用されないまま廃棄されている現実があります。
まとめると、下記のリストになります。
他にも、海外輸出による大量のCO2排出、技術的にリサイクル不可能な衣類の存在、そして「リサイクルできるから大丈夫」という錯覚による大量消費の助長など、多くの課題があります。
古着リサイクルは社会に貢献できる善いことのように見えますが、
実際はこのように多くの課題を抱えています。
ただし、問題があるからといって、この行動を完全に否定するべきではありません。
重要なのは、この現実を知った上で、私たち一人ひとりがどう行動するか…
最初に述べた結論をを思い出してみましょう。あの解決策と行動を復習し、
新しくそれぞれの立場でできることを知り、行動してみましょう。