環境ラベルについて

みなさん環境ラベルというものは知っていますか?
実は身近にたくさんの環境ラベルが使われています。
例えばこのようなものや、○○でよく書いてあるのを見ますよね。
これらの環境ラベルは環境に優しい商品が優先的に選ばれ購入されるための目安になるものとして、日本では1989年から導入しています。

しかしこの環境ラベルには問題があります。

この図を見てもらえればわかるように、消費者が環境ラベルに対して認知度が低いので本来の目的を成し遂げることができていません。なのでこのページでは環境ラベルについて少しでも知ってもらい、環境問題についてよりいっそう考えを深めてもらえればうれしいです。


それではさっそく環境ラベルの具体的な例について紹介していきたいと思います。


グリーンマーク
古紙を原則として40%以上(ただしトイレットペーパー、ちり紙については100%、コピー用紙は40%以上)利用して作られて製品につけることができます。


FSC認証制度(森林認証制度) 適切な森林管理が行われていることを認証する「森林管理の認証(FM認証)」と森林管理の認証を受けた森林からの木材・木材製品であることを認証する「加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)」の2種類の認証制度です。


段ボールのリサイクルマーク
段ボールがリサイクル可能であることを示す。世界共通のシンボルマーク。

と、このように見たことあるものもあると思います。ですが環境ラベルの中にはマークだけで表すのではなく文章を付け加えることもあります。

例えば、ベジタブルオイルインク。左のマークは環境マークといい、右側の説明文を環境主張説明文といいます。

このようにさまざまな種類の環境ラベルが身近にたくさんあることが分かったと思います。

環境ラベルの中には義務表示といって必ず表示しなければいけないものと、任意表示といって表示するかしないかを選ぶことができる環境ラベルもあります。
義務表示で代表的なものといえば

識別表示マーク
再生可能な資源を消費者が容易に分別できるよう、容器包装材などの材質や成分を明示しています。紙製容器包装をはじめ、プラスチック製容器包装、アルミ缶、スチール缶、PETボトルなどそれぞれのマークが定められたもの。

などがあります。

逆に任意表示の中には

再生紙使用マーク
古紙使用製品の利用促進、需要増加を図ることを目的としていて、古紙パルプ配合率を示すマークとして使用できます。この横の数字が古紙の使用率を表しています。
企業の自己主張ラベルなどがこれに含まれます。
これで環境ラベルについての説明は一通り終わりますが、もちろん紹介できていない環境ラベルはまだまだたくさんあります。
ぜひほかの環境ラベルの意味も理解して周りを見渡してみては?