IoTの活用事例 ~家とIoT~

家のIoT 

家のなかのIoTでも、すでにさまざまなものが活用されています。
スマートロックで、玄関前ではドアが住人を認識し、自動で解錠されたり、住人が家に近づくとエアコンが自動で部屋を最適温度にするなど...
洗面台の下に体重計を埋め込み朝の洗顔時に自動で体重を測る仕組みもあります。


スマートハウス

スマートハウス」ということばを耳にしたことがあると思います。

「賢い住宅=スマートハウス」
スマートハウスとは、太陽光発電や燃料電池などでつくり出したエネルギーを、IT(情報技術)を活用して効率的に利用する次世代省エネ住宅のことを指します。 東日本大震災後の電力不足をきっかけに需要が高まり、各住宅メーカーはスマートハウスの開発に力をいれています。


スマートシティ

スマートシティとは、IoTの技術を用いて、生活インフラ・サービスを効率的に管理・運営し、環境に配慮しながら、人々の生活の質を高めることを目的とした新しい都市のことです。
将来予想される、世界的人口増加でのエネルギー消費増大に備え、世界中でさまざまなプロジェクトが進められています。
日本では人口減少傾向のため、スマートシティはあまり発展しませんでした。しかし、東日本大震災がきっかけでエネルギー供給についての考え方が見直されています。

私たちの学校のある、千葉県柏市には「柏の葉スマートシティ」があります。

家の中の電気を可視化し、コントロールする「HEMS」

HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略で、家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムです。
家電や電気設備とつないで、電気やガスなどの使用量をモニター画面などで「見える化」したり、家電機器を「自動制御」したりします。
政府は2030年までに全ての住まいにHEMSを設置することを目指しています。
出典 平成24年「グリーン政策大綱」(内閣官房 国家戦略室)より


考える 私たちの考える家とIoTの今後

家の中でIoTを利用するとどのような状態になるのか想像してみましょう!


家の中のIoT

・家に近づくとエアコンが自動で部屋を最適温度にする
・玄関前では、ドアが住人を認識し、自動で解錠される
・冷蔵庫は、中身を把握し、今日何を作ればいいのかアドバイスする
・外出先からスマホで洗濯機をコントロールし、洗剤などが足りない場合は自動発注される


確かに便利そうです。あなたがイメージした世界に近いですか?
でも、鍵ぐらい自分で開けるからいいよ。テレビはその日の気分で自分の好きなものを探すからさ...
そんな声も聞こえてきそうです。


意見マンションでポストにモノが入ったら、家に通知されると便利だよね。
意見小さな子供がいる家庭で、子どもが入ったら危険なところにセンサーを設置し、知らせてくれたらいいと思う。


・家のIoTでは、スマートロックなどの便利な仕組みももちろん発展していくと思うが、それよりも「HEMS」 のような電気などエネルギーを節約するための仕組みがより浸透していくだろう。
・将来、家の中に1台ロボット(AI)が置かれ、このロボットがコンシェルジェとなり、家の中のすべてをコントロールする日がくるかもしれない。


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