点字について
点字とは、視覚障がい者が触覚で読む文字です。
盛り上がった点の組み合わせで文字・数字などを表現します。通常、使われているのは、横2×縦3の6つの点で表されています。
点字以前にも,触って読める文字は何種類も考案されてきましたが,点字は,読むだけでなく,書くことを視覚障がい者にも可能にした点で他の方式と異なり,真の視覚障がい者用の文字として讃えられています。現在,6点式の点字は世界中の国々で使われており,利用国数はUNESCOが確認しているだけでも100カ国程度に上ります(1990年)。
近年、バリアフリー、あるいはユニバーサルデザインの一環として点字の併記が行われるようになり、代表的なものとしては、缶ビールなどのアルコール飲料には「おさけ」「さけ」「びーる」といった表記がされています。
パーソナルコンピュータの周辺機器としては、点字プリンターや点字ディスプレイといった機器で、点字を表現するものもあります。
日本の著作権法だい37条では、著作物を点字により複製することができると定められています。