情報化社会の光と闇
-Merit and Demerit of Information Technology-
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通信技術の発達

情報のクラウド化について

人と人の直接の交流だった昔から、ユビキタス社会へと変化していく上で情報というものの扱いに変化がありました。家においてあるコンピュータ一台だけでの情報管理が始まった世の中ですが、やはり多くの人はより快適な生活を求めて、今や、家に一台、会社に一台、そして、いつも手元に一台という社会になっています。

しかし、端末の増加によってやはり困難になってしまうのが情報の管理です。コンピュータがいくつあってもそれらが情報を共有できていなければ意味がありません。そこで登場したのが情報のクラウド化です。一カ所のサーバーに情報をおいておき、サーバーとそれぞれのコンピュータ同士をネットワークでつなげます。これが(情報を一カ所に集約する=)クラウド化という言葉の意味です。

情報のクラウド化というのは、通称クラウドコンピューティングと呼ばれています。クラウドコンピューティングとは、ネット環境によってネットワークを確立して、コンピュータにおけるデータの蓄積やサービスといったものをネットワーク経由で展開するといったものであります。

従来、すべてのユーザや企業は、個々に必要なデータの管理や保存というものを各自で行っていました。しかし、このシステムは、従来とは違って、インターネットを介してデータの管理や保存を企業にサービスとして行ってもらい、その利用分に対してそれ相応の料金を払うといったものであります。ユーザは便利な点として必要なものはコンピュータとそれに接続するためのネット環境だけで済むことです。従来の仕組みだと大量記憶媒体が必要でしたが、それは企業側に借りることができるので必要がありません。

クラウドコンピューティングは、多く3種類に分類されます。一つ目がSaaSというものです。これは、インターネット経由のソフトウェアパッケージの提供のことで、有名なものとしては、ブラウザ上で動作することできる電子メールや、グループウェアなどです。

二つ目のサービスというのは、PaaSと呼ばれています。これは、インターネットを経由したアプリケーションの実行用プラットフォームで、ユーザが自作のアプリケーションソフトを運用することのできるサービスとしても注目を集めています。

三つ目はHaaSです。これが最も主流になりつつあるサービスで、データサーバの提供や、仮想ハードウェアの提供などがこのサービスにあたります。

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