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    どうやって薬は体の中を回っているのかな?

    薬は、口から飲んでどこに行くのでしょうか?

    たいてい口から飲んだものは、胃 で溶かされて、十二指腸 や小腸から吸収されて肝臓へ運ばれます。
    小腸はいつもとっているの栄養もここで吸収されています。
    肝臓は有害物質を分解する場所で、薬もここで量を抑えられて出ていきます。
    そこから血液に乗り、体中に回って各所で効いていきます。
    体の中を回った薬は、その後腎臓へまわり、こされて尿として外に出されます。

    ちなみに、口から飲む薬のことを「内服薬」といいます。


    では、貼った薬はどこから入るのでしょうか?

    湿布や、気管支拡張剤の一部は皮膚に直接貼ります。
    中にある薬の成分が、皮膚の細胞から吸収されると、皮膚の下にある毛細血管に吸収されます。
    そのあとは飲む薬と同じく、体中に回って各所で効いていきます。
    体の中を回った薬は、その後腎臓へまわり、こされて尿として外に出されます。
    貼っている間は、一定の量の有効成分が常に体内に入るので、とても便利です。


    座薬(肛門から入れる薬)はどのようになっているのか?

    肛門のすぐあとにある直腸から、直接吸収されて血液中に送り込まれます。
    そのあとは飲む薬と同じく、体中に回って各所で効いていきます。
    体の中を回った薬は、その後腎臓へまわり、こされて尿として外に出されます。
    おなかを壊していて飲んでも吐いてしまう場合などに処方されます。

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