大分市の歴史と文化
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大分の史跡探訪 > 遊歩公園
◆南蛮文化の歴史を知る




▲公園北側、府内城の前より

府内は大友宗麟の時代に、ヨーロッパ諸国との南蛮貿易で大いに繁栄しました。その際、数多くのヨーロッパの先進文化も取り入れられ、府内は日本でも有数の最先端の文化の町へと発展しました。
その遺構の多くは現在では失われていますが、大分市の中心部にある遊歩公園には、それらの文化の繁栄を物語る彫刻などが多数設置されています。
このページでは、その遊歩公園の彫刻のうち、南蛮文化に関連するものを中心に取り上げていこうと思います。なお、正確には遊歩公園内ではないものの、近接しており関連があるものはここで紹介しています。

聖フランシスコ・ザビエル像

1551年にキリスト教布教のために府内にやってきたスペイン人宣教師フランシスコ・ザビエルの彫像です。背景には、日本までの航路を示した世界地図が描かれています。彫刻家・佐藤忠良による作品で、1969年に設置。
なおこの像は遊歩公園内ではなく、遊歩公園北端の左隣にある大手公園の隅にあります。



西洋音楽発祥記念像

府内は日本で初めて西洋音楽が伝わった町です。この像はそれを記念して、神父がビオラを演奏し、少年たちが合唱している様子を表したもので、少年たちは1562年には大友宗麟の前でビオラを演奏したと伝えられています。彫刻家・富永直樹による作品で、1971年設置。
この像は遊歩公園内ではなく、遊歩公園北端の右隣にある大分県庁の角地にあります。



伊東ドン・マンショ像

1582年に天正遣欧使節に大友宗麟の名代として同行し、ローマ教皇のもとに派遣された伊東マンショの像で、洋装し、ローマ教皇に謁見に向かう姿が表されています。彫刻家・北村西望による作で、1975年設置。
ちなみに制作者の北村西望は、長崎の平和祈念像を制作したことでも知られています。



西洋医術発祥記念像

府内には1557年にポルトガル人医師ルイス・デ・アルメイダによって日本で初めて西洋式の病院が開かれました。この像はそれを記念して、アルメイダが助手とともに外科手術をしている様子を表した彫像です。彫刻家・古賀忠雄による作品で、1972年に設置。


西洋劇発祥記念像

1560年のクリスマスに、府内では日本で初めて西洋劇が行われました。この像はその際に演じられた「ソロモンの裁判を願った二人の婦人」の一場面を表しています。彫刻家・舟越保武による作品で、1974年設置。


育児院と牛乳の記念像

ルイス・デ・アルメイダは府内に外科だけでなく、育児院(生まれたての赤ちゃんの保育や看病の場所)も建て、この像はそこで牛乳が飲用されたことを表しています。中央がアルメイダで、その脇に乳母と子ども、そして牛が表されています。彫刻家・圓鍔勝三による作品で、1973年設置。




遊歩公園(ゆうほこうえん)


所在地:大分市府内町(Googleマップを表示)
駐車場:なし(近隣のコインパーキング利用)
アクセス:大分駅から徒歩8分
大分バス・大分交通「大分市役所合同新聞社前/県庁正門前」バス停下車すぐ



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