電気自動車、ハイブリッド自動車
トヨタ自動車は電気自動車やハイブリッド自動車にワイヤレス給電の技術を組み込むことを考えています。
今回、注目する方式は共鳴方式です。
共鳴方式では共鳴の起こる範囲内で送電側と受電側の距離が多少ひらいても問題がないため、
日常生活での使用を考慮した場合において電磁誘導方式よりも適しています。
そのためトヨタ自動車は他の方式よりもこちらを注目したと考えられます。
共鳴現象を利用
送電側のコイルに電力が供給されることにより、電界と磁界が発生します。それを、受電側のコイル受け取ることによって電力が供給されます。
ですが、ただ単に送電側に電力を供給して受電側へと送電しようとしては効率がとても悪くなります。
そこで共鳴現象を活用します。
この際、送電側と受電側のコイルの強く反応する周波数を一致させることが大切です。
そうすることで送電側から発生した磁界や電界の振動周波数が、
受電側のコイルの共振周波数と一致しているため電力供給への道(伝搬路)が形成され高い効率で供給が可能となるのです。