非接触icカードとは?
情報の記録や演算をするための集積回路(ic)が組み込まれているカードで、直接カードを接触させることなく情報の伝達を行うことができるもののことです。
最近ではかなり一般的になった非接触icカードですが、これにもワイヤレス給電が用いられています。
具体的なものとしては「Suica」や「PASMO」などがあります。
日常的に使われているものですが「どうして財布にいれたままでも使えるんだろう?」と疑問に感じたことがある人は少なくないと思います。
ここではその原理について説明したいと思います。
非接触icカードの仕組み
icカードにはicチップのほかにコイル式のアンテナが埋め込まれています。これがあることによって、外部の端末が発信している電波をアンテナを通じて非接触でデータの送受信することを可能にしています。
外部の端末、つまりかざされている側には、リーダ・ライタと呼ばれる端末が組み込まれています。
リーダ・ライタからは磁界が発生しています。
icカードをかざした際にその磁界を受けてカードの内部のコイルの磁界が変化し、電流が発生します。
つまり、icを動かすための電力は電磁誘導によって発生した電力や電波によって、リーダ・ライタから供給されます。
また、その電力よってデータの送受信を行っています。
●カードの構造
icチップは表面からは見えません。
●使用例
icカードをかざすことによって、リーダ・ライタから電力を受け取り、情報を伝達しあうのです。