著作権 の始まり
著作物は昔からたくさんありましたが、それらを保護する必要性が意識されることはありませんでした。しかし、
そのような時代背景の影響で
この当時の著作権に関する制度の中で代表的なものとして次の二つがあります。
・アン法・・・1710年イギリスのアン王女により版権保護を目的として定められました。この影響でほかの国でも出版に関わる法律が制定されました。
・ベルヌ条約・・・1886年スイスで各国の代表者が集まり、国際的な著作権保護を目的として結ばれた条約です。1887年にはこの条約は発行(法律や規則などの効力が発生すること)されました。
ベルヌ条約の原則
[T] 自国民と同様の権利を相手国の国民や企業に対しても保障すること
[U] 条約加盟前に作られた著作物も条約に加盟した国の間で保護する
[V] 著作権が成立するのに特別な手続きなどはなしに、作られると同時に著作権が成立する
アメリカの著作権問題
こののちに歴史で問題になったのは、アメリカがベルヌ条約に加盟しないことでした。アメリカは
方式主義と無方式主義は著作権の発生のしかたが異なるので、国際的な著作権の保護がなかなか進みません。そこで、国際的な著作権の保護をスムーズに進めるため、1952年にスイスで
万国著作権条約の原則
[T] 自国民と同様の権利を相手国の国民や企業に対しても
[U] 万国著作権条約に
[V] Cマーク(コピーライトマーク)を表示する
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