ウイルス対策ソフトにはいくつかの種類があり、それぞれ使い方が異なります。
ここでは代表的なものから挙げていきます。
パターンマッチング方式
これは、更新される情報と自分のパソコンの
内部にあるファイルを照らし合わせ、ウイルスと
一致するかどうかで感染しているかを判断する
方式です。
この方法は情報を照らし合わせて判断するので
既知のウイルスやその亜種にはとても強いですが、未知のウイルスの情報は
照らし合わせることが出来ないので発見することができません。
チェックサム方式
この方式だと、本来のファイルが改変されているかどうかを確認することで
ウイルスを見つけ出します。
ウイルスによってファイルが改変される前と改変された後を比べて判断するので
未知のウイルスにも対応可能なのですが、
ウイルスの感染を教えてくれるだけでウイルスの感染は止めてくれません。
ヒューリスティック方式
この方式だと、一足飛びにウイルスの構造や動作を検知してくれるものです。
一般的にはウイルス定義ファイルと照らし合わせて既知のウイルスを発見しますが、
ヒューリスティック方式では、プログラムが書きかえられた痕跡を見て
怪しいような特異な動きをしたプログラムをウイルスとします。
しかも既知、未知のどちらのウイルスにも対応が可能です。
しかし特性上、ウイルスではないようなプログラムもウイルスと認定してしまう
場合があるのが欠点です。
代表的なものは上に挙げたようなものです。
このあたりはあまり考えなくても使ううちに感覚で理解できるのではないでしょうか?
ウイルス対策ソフトはいつ襲ってくるかわからないウイルスを
常に監視し続けなくてはなりません。
ですのでパソコンに
インストールすると常に稼働します。
したがってパソコンの動作が少し遅くなると言われています。
しかしパソコンの安全性には代えられません。
また、ウイルス対策ソフトはシステムとの相性に左右される事が多いです。
一度体験版などをインストールしてみて、システムに不具合がないかどうかを
確認するということも良い手段なのではないでしょうか。