このページでは用語の補足を行っていきます。
ア行
日本国第90代・96代・97代内閣総理大臣。現職。
2006年から2007年にかけて総理大臣を務めるも病気のために辞職し、
その後2012年に、自民党が政権を奪還すると同時に再び総理大臣に就任した。
・「一院制」(いちいんせい)
現在の国会は、衆議院と参議院の両方からなる「二院制」を採用しているが、
その二つの議会を統合か廃止などをして、一つにまとめるというもの。
カ行
・「閣議」(かくぎ)
国会などで話し合いをするべきことなどを大臣レベルの方々が決める場。また、話し合うことが決まったりすることを「閣議決定」という。
・「共産主義」(きょうさんしゅぎ)
同ページ、社会主義へ
・「欽定憲法」 (きんていけんぽう)
国民が定める民定憲法に対し、国の元首が、国民に授けるという形で制定される憲法。
日本では、大日本帝国憲法がそれにあたる。
・「軍国主義」(ぐんこくしゅぎ)
国民ではなく、軍を国の政治や経済で重視するという考え方。大日本帝国憲法下、特に戦時中の日本に強く見られた。
また戦後は、GHQがこれを問題視し、積極的に民主化を進めた。
・「公布」(こうふ)
できた政令や法令を、施行する前に一般に対して発表する行為。日本国憲法の公布は1946年11月3日。
・「国防軍」(こくぼうぐん)
改憲草案の憲法9条の2に書かれているもの。草案によれば、内閣総理大臣を最高指揮官とし、世界と協力して日本の平和と国民の安全を守る活動をする組織。
現在の自衛隊の位置づけが変わったものであり、権限が今までより多くなった。
・「個人情報保護法」(こじんじょうほうほごほう)
民間の企業が持っている個人情報を適切に扱うように義務付けた法律。2005年4月から本格的に施行されている。
その他にも、多くの自治体が「個人情報保護条例」を制定しているなど、国レベルでのプライバシーへの意識の高まりの象徴とも言える。
・「個別的自衛権」(こべつてきじえいけん)
どこかの国が自国を攻撃してきても、反撃したり、または自国の防御を自国だけでやらなければいけないということ。
集団的自衛権とは反対の考え方であり、現在の日本はこれにあたる。
サ行
・「GHQ」(じーえいちきゅー)
正式名称は「連合国軍最高司令官総司令部」。戦時中はアメリカをはじめとする連合国軍の指揮、戦後は日本の民主化を推し進めるために占領をした。
・「GHQ草案」(じーえいちきゅーそうあん)
日本側が提示した憲法改正案である「松本試案」をGHQ側が拒否し、その後1946年6月にGHQ側が日本に提示した憲法改正案。現在の日本国憲法のベースになっている。
・「自衛権」(じえいけん)
緊急事態が発生した際に、武力を使ってその事態をおさめるための権利。
これは大きく「集団的自衛権」と「個別的自衛権」の二種類に分かれる。
・「自衛隊」(じえいたい)
戦後、軍隊が解体されてから、軍に代わって日本の国防を担う機関になった。憲法9条によって、他の国と戦争をすることが禁じられているため、
他の国が日本に危険をもたらす場合に国民の安全を守ったり、海外で治安の悪い地域に出向き、平和を守る活動などをしている。
しかし、英語では”Japan Self-Defense force”、軍隊という扱いを受けていて、実質上日本の軍隊という位置づけになっています。
もし改憲が実現すれば、国防軍という軍隊になる。
・「施行」(しこう)
公布された政令や法令を実際に使えるようにする行為。日本国憲法の施行は1947年5月3日。・「資本主義」 (しほんしゅぎ)
誰がどのように生活しようと自由であるという主義。
日本やアメリカをはじめ、現在の世界では多くの国がこれを採用している。社会主義とは対立した考え。
・「社会主義」 (しゃかいしゅぎ)
国民は誰しもが平等であり、決められた生活を送るという主義。
かつては東西冷戦という形で資本主義と大きく対立したが、ソ連の崩壊以降は採用している国は少ない。
・「集団的自衛権」(しゅうだんてきじえいけん)
ある国が攻撃を受けた時に、その攻撃をしてしまった側に対して、同盟を組んだ国同士で反撃したり、お互いに守りあったりすること。図参照。日本では、これが憲法に違反するのではないかとして、長らく議論されてきたが、2014年7月1日に限定的な行使を認めることが閣議決定された。対して、個別的自衛権。
・「自由民主党」(じゆうみんしゅとう)
現政権与党。政治観は中道右派であり、改憲に対し、改憲草案を作るなどと積極的な姿勢を示している。トップである総裁は、総理大臣でもある安倍晋三氏。
・「首相公選制」(しゅしょうこうせんせい)
現在の日本では首相は国民が選んだ代表者、即ち国会議員が国民を代表して首相を選ぶ、間接的な制度を導入しているが、首相公選制とは、国民一人ひとりが首相を選べるようにする制度。
この制度を採用する例としては、アメリカの大統領選挙などが挙げられる。
・「ソ連」(それん)
正式名称は「ソビエト社会主義共和国連邦」。戦時中はアメリカなどと連合国として協力関係にあったが、戦後は社会主義国としてアメリカ率いる資本主義と対立。
結果的に1991年、ソ連が社会主義の敗北を認める形で崩壊し、現在の「ロシア連邦」へと生まれ変わった。
タ行
1939年から1945年にかけて起こった全世界を巻き込む形での戦争。
1941年に日本とアメリカが戦闘を開始してからは、事態はより深刻になった。
1945年9月に日本が降伏し、6年間に渡る争いは終結した。
・「東西冷戦」(とうざいれいせん)
第二次世界大戦後に、ソ連率いる「東洋型」社会主義とアメリカ率いる「西洋型」資本主義が対立したことを呼ぶ。1991年にソ連が社会主義の敗北を認める形で崩壊してからは解消された。
・「ダグラス・マッカーサー(Douglas MacArthur)」(だぐらす・まっかーさー)
終戦時のGHQの最高司令官であり元帥。
1945年8月30日に日本に入国して以降、1951年にその職を追われるまで、日本の憲法改正の働きかけを強めたり、民主化を推し進めたりした。
・「道州制」(どうしゅうせい)
現在の都道府県を統合・廃止し、現在の北海道の他に道・州を設置して、
それぞれに現在よりも高い権限を持たせるという制度。
ナ行
・「内戦」 (ないせん)
国同士ではなく、一つの国の中で戦争がおこってしまうこと。最近では、宗教上の対立から中東諸国で多く見られる傾向にある。
ハ行
・「ポツダム宣言」(ぽつだむせんげん)
アメリカ、イギリス、中国、そして遅れて宣言に加入したソ連の連合国による宣言。内容としては、日本に降伏のチャンスを与え、戦後日本政府のありかたについてなどといったことが記されていた。
1945年7月26日に公表され、1945年8月14日に日本がこれを受諾した。
マ行
・「松本試案」(まつもとしあん)
1946年2月8日に、日本政府の意見を代表し、当時の松本烝治(まつもとじょうじ)国務大臣を中心に作られた憲法改正案。ただ、内容は大日本帝国憲法と大して変わっておらず(図参照)、GHQ側はこれを拒否する。
・「民定憲法」(みんていけんぽう)
欽定憲法に対し、国民が定める形で制定された憲法。
現在の日本国憲法をはじめ、世界中の多くの憲法はこれにあたる。
ヤ行
ラ行
ワ行
Copyright (c) 2014 Kemportant! All Rights Reserved.