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攻撃の種類
Bくんまったく、ウイルスとは編ではひどい目にあったわい!
Aくんまあウイルスにやられたなかっただけよかったじゃん。
じゃあここらへんでウイルスの種類について勉強してみようか!
Bくんいったいどういう脈略でそうなったんだよ!
Aくん敵と戦うためには相手を知ることが大切なんだよ?
Bくん・・・・・
攻撃を防御!
攻撃と言っても実はいくつかの種類があるのです。順番に見て行きましょう。

「攻撃」ってそもそも何?

ネットの世界で、お互いに攻撃することをサイバー攻撃といいます。
サイバー攻撃の主たる目的は、インターネットを使ってシステムなどを攻撃したり、勝手にサイトの内容などを変える行為のことなどを指します。
その規模も様々で、組織の間でお互いに攻撃しあうものをサイバー戦争といいます。
このように、実は見えないところでも戦争が起こっているのです。
では、ここからは本題の攻撃の種類について詳しく見て行きましょう。
標的型攻撃とは...?
この標的型攻撃は特定の企業や個人に対してメールなどの、不正なサイトに誘導するようなものを送りつけることを言います。

代表例としては、「フィッシング」があります。
これは、実在しない金融機関や企業を装ってウィルスなどの不正な動作をするように仕組んであるページにアクセスさせることで、メールアドレスなどの個人情報を盗もうとする手口です。
このフィッシングの特徴としては、
  • 銀行やクレジットカードなどの金融機関を装う。→金銭に関わる個人情報を盗む。
  • メールなどの誘導するものを送付する。→不正なサイトに連れて行く。
などが挙げられます。
東日本大震災(2011年)以降には、被災地への義援金を装ったフィッシングが増えているという政府の調査が有ります。
フィッシングは騙されやすい言葉を使って偽サイトへ誘導してきます。しっかりとした判断ができるようにしましょう。
標的型攻撃の対策
実はこの標的型攻撃は、一人一人の細やかな注意で簡単に防ぐことが出来ます。
通常の金融機関はネットでパスワードを問うということはしません
これらを問うようなサイトに誘導された場合は速やかにページを閉じましょう。
また通常の場合、企業が個人情報を問う場合SSLと呼ばれる暗号化された安全な通信が行われており、この暗号化が行われているを閲覧している際は、鍵のマークが表示され、すぐにわかるようになっています。
大抵のフィッシングサイトには、この暗号化は施されておらず、通知は出てきません。(図1を参考)
これがフィッシングサイトと正規のサイトの大きな違いです。

しかし、近年はメール自体に不正なプログラム、例えばウィルスが仕込まれており、気付かないうちに個人情報を盗まれているケースも増えてきています。
これらより、対策の大前提として怪しいメールは開かないと言えそうです。
SSL通信している際の各ブラウザの様子(クリックで拡大)
Chromeの場合 Internet Explorerの場合 FireFoxの場合 Operaの場合 Safariの場合 Android版Chromeの場合
DoS攻撃とは...?
DoS攻撃と書いて、「ドスこうげき」と読みます。
何やら重そうな響きですが、実は意外と身近に有る攻撃の一つなのです。
このDoS攻撃は攻撃の対象のサーバーの通信速度、つまり働きを低下させたり、稼働出来なくするような行為全般のことを指します。
要するに、あるサイトに短時間の内に何度も何度もアクセスを行うだけでDoS攻撃、ということになってしまいます。
このDoS攻撃の主な方法として
  • 過剰な処理をさせる→仕事を増やすことで、他の処理に手を回せなくなる。
  • バグを呼び起こす→正常な処理が行えなくなる。
などが挙げられます。
では、これのどこが身近なのでしょうか。
実はこれは今のあなたでも行うことが出来てしまうのです。
ブラウザには標準機能として「更新」という機能があります。
これを連打するなどして更新を連続して行うことでも立派なDoS攻撃になってしまいます。
しかしながら、最近ではこの様な攻撃にも耐えられるようなサーバーも増えてきているようです。
DDoS攻撃とは...?
上の項目でも紹介したように最近はDoS攻撃への対策が強化されつつあります。
そこで考えだされた攻撃方法がDDoS攻撃(ディードスこうげき)です。
このDDoS攻撃は、ある犯人が図2のように沢山のコンピューターなどに同時にアクセスするように仕向け、操られた全てのコンピューターで一斉にアクセスすることで攻撃しようというものです。
このDDoS攻撃の最大の特徴は犯人の特定が難しいということです。
この操られたコンピューターと言うのは、時にはコンピューターウィルス、また違うときには掲示板などで集まった人同士で行われることもあります。
現在、この攻撃を防ぐには広範囲に渡ってアクセスの制限を掛けるしか無く、正当な利用者までもが制限を受けてしまいます。
その為、完全に対策する方法はありません。
DDoS攻撃の仕組み(黒い人物が犯人)(クリックで拡大)
DDoS攻撃の仕組み
この場合は、黒幕となる人物から一斉にウィルスが送られて、その結果DDoS攻撃が発生してしまいます。
ここでは代表となる3つの攻撃を紹介しましたが、攻撃の一部を紹介したに過ぎません。
このような攻撃にも巻き込まれないように、OSを最新版にする・セキュリティソフトの導入を検討することなどが必要です。
Bくんふーん、攻撃と言っても一括りにできないんだねぇ
これからもどんどん種類が増えて行ってしまうのかなあ?
Aくんその通り、それこそがウイルスの恐ろしいところだね!
ウイルスとは編でも言った通り、ウイルスは所持も亜種の作成も禁止!絶対にやめよう!
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