「ねぇ〜、身近に『プラスチック』って呼ばれるものがいっぱいあるんだけど、『プラスチック』って何なの?」 |
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| 「ギリシャ語で『粘土などの柔らかな材料で像などを造ること』を意味する『Plastikos』(塑造《そぞう》の)が由来なんだよ。」 |
| 「ってことは『プラスチック』って言葉はもともとものの性質を表す言葉だったんだね。」 |
| 「これからもっとプラスチックのことを学ぼう!」 |
| 「サエ、『プラスチック』には別の名前があることを知っているか?」 |
「え、そんなのがあるの??」 |
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| 「うん、あるらしいよ。僕は知らないけど…。」 |
| 「チッくん知らないの?! 『プラスチック』はね『合成樹脂』とも呼ばれているんだよ。 」 |
| 「さすが先生!」 |
| 「二人とも、プラスチックは性質によって二つに分かれることを知っているかい?」 |
「私は知らないな。チッくんは知ってる?」 |
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| 「もちろん! 『熱可塑性樹脂』と『熱硬化性樹脂』だよね、先生?」 |
| 「よく知っているね。 その通り!」 |
| 「二つのこともう少し知りたいな」 |
| 「熱塑性樹脂は可塑性、つまり粘土のように力を加えると形が変わる性質を利用しているんだよ。」 |
「そして、熱硬化性樹脂は熱で固まる性質を利用しているんだ。」 |
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| 「そうなんだ〜」 |
| 「それから最近ではね、ゴムのような弾性を持っている『エラストマー』と呼ばれるプラスチックもあるんだよ。」 |
| 「それは知らなかった。」 |