ストーリー
茶実子(女子高生)「学校でエネルギーについて習ったけど、なんだか遠くかんじるなー…」
ユッピー(ロボット)「そんなことないっ!!エネルギーがなくちゃ、僕らの生活は成り立たないよ!」
茶実子「え?…ロボット!!?」
ユッピー「僕は200年後の未来から来たロボットのユッピー。荒廃した僕らの世界を助けて欲しいんだ!」
茶実子「荒…廃…?私たちの未来が?」
ユッピー「そう、でも今ならまだ変えられる!一緒に学んで未来を変えていこう!」
キャラクター
茶実子
東京に住む高校二年生。学校でエネルギー問題について習ったばかり。自分には関係ないと思っていたが、突然エネルギーの未来を託されることに!? 台湾研修に参加して、再生可能エネルギーについてディスカッションをした。顔に似合わずお嬢様口調。
ユッピー
200年後の未来から来た好奇心旺盛なロボット。荒廃した未来に緑を取り戻すべく飛び出してきたが、エネルギーの知識はほとんどない。日本で茶実子に出会い、未来改造計画を一緒に考える。実は世界中をまわってエネルギー見聞録を書いている。好物はずんだもち。
はじめに
エネルギーはどこかから来るのでしょうか。そんなことは考えてもみない、意識さえしない。日本からエネルギー問題が消えないのは、それが原因ではないでしょうか。エネルギー自給率が使用量に比べて極端に少ないことは日本の重大な課題ですが、私たちも今回調べてみるまでよく知りませんでした。
作品の起点は、再生可能エネルギーによる発電に魅力を感じたことです。エネルギーを繰り返し永続的に使うことができれば、枯渇の心配もなくなります。しかし、専門家の方々にお話を伺ううちに、再生可能エネルギーをエネルギーの柱にすることの難しさを痛感しました(詳細は『エネルギーの「地産地消」』に記載)。
悩んだ末に、私たちがエネルギー問題解決の糸口になるのではないかと考えたのが、文字通り「近い」エネルギー、「地産地消型」エネルギーです。地域で産んだエネルギーを地域で消費することで、送電コストも減り、エネルギーを他人事に感じることもなくなるはずです。
webページを作成するにあたって大切にしたのは、女子高校生の視点で考えた未来です。エネルギーという壮大なテーマは、私たちがこれまで学習した理科や社会科の知識だけでは理解できないことも多くありますが、webページを読んでくれた人に少しでもエネルギーを身近に感じてもらうことができるよう、キャラクターを使うなどしてわかりやすい言葉で表現しました。
ユッピーは日本の未来について「荒廃した世界」だと話しています。それをフィクションにするためにこのwebページはあります。一見遠い未来改造への道の最初の一歩、それが案外小さいことを、少しでも伝えられれば幸いです。
更新情報・お知らせ
- セミファイナリストに選ばれました。
- 「中央大学第16回高校生地球環境論文賞」で入選しました。
- ページをアップしました。