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変温動物
周囲の温度の変化に従って体温が変化する動物を変温動物という。ハ虫類、両生類や魚類など、ほ乳類と鳥類以外の動物はすべて変温動物である。ほ乳類と鳥類は恒温動物である。
体温は、熱の産出と放散の関係によって決まるが、この調節を変温動物はすることができない。これらの動物は、発汗による体温の低下を防ぐため、もともと体温を周囲の温度よりも少し低めになっている。変温動物は、寒くなると体の代謝が低下するため冬眠をする。そして暑いときは、体温が上がりすぎないように冷たく暗い場所にいることが多い。
生物の進化において先に現われたのは変温動物である。恒温動物は後に変温動物の中から出てきた。約6500万年前に恐竜が絶滅したとき、ほ乳類は生き残った。恐竜は変温動物だったため寒さに耐えきれず死に、恒温動物であったほ乳類は生き抜いたと考えられている。
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