第二次コンゴ紛争 各国の対応
コンゴ紛争は大規模な紛争にもかかわらず、メディアが取り上げることはあまりなく、
そのため日本でも十分に知られていないのが現状です。
しかし、コンゴ紛争の原因である「鉱物物資の取り合い」のコンゴで採れる豊富な鉱物資源は
日本の電子産業で使われている原料でもあります。
直接輸入しているわけではないが、入手という点では大きく関わっているのです。
例えば...
・電子回路のコンデンサーに使われているタンタルという鉱石の
推定埋蔵量の6割以上はコンゴ民主共和国にあると言われています。
・リチウムイオン電池に使われているコバルトの世界の5割以上がコンゴ民主共和国で
生産されていると言われています。
・2000年に世界中で携帯電話がブームとなり、世界中でタンタル不足が発生し、
タンタルの値段が上がってしまったためコンゴ紛争が激化していきました。
1.日本で行っている政策
大学の授業やセミナー、イベントなどを通してコンゴ紛争について一般の人に知ってもらい、
コンゴと日本の関わりがゼロでないことを伝え、電子機器のリサイクルなどを呼び掛けています。
2.難民への支援
CAREという機関が、コンゴ紛争で精神的に苦痛を味わった人の心のケアをサポートしたり、救護物資を配布しています。
また、医療支援団体のMerlinと連携して治療を行う団体を運営しています。