7)太陽の動きと季節変化
(4)で太陽も星と同じような動きをすることはわかりました。
太陽の話をする前に地球の動きにについてまとめておきます。
・ | 太陽が動いて見えるのは、星と地球の関係と同じように、地球が太陽の周りを1年で1周する公転という動きをしているからである。
そして、星と地球の関係と同じように、実際は止まっている太陽が動いていて、実際は動いている地球が止まっていると考え話していきます。 |
・ | また、公転の際地球の自転軸(地軸)は公転する道を円とした面(公転面)に対して23.4度傾いたまま太陽の周りをまわっている。 |
・ | つまり地球は公転面に対し23.4度傾けたまま自転軸を中心に自転し、そして自転しながら公転している。 |
|
|
次の図1は季節ごとの太陽の通り道を表した図です。
|
図1
|
南中高度を見てみると春分と秋分はほとんど同じ高さに南中することと太陽は同じように動くこと、
そして夏が一番高く冬が一番低いことがわかります。
なぜ季節によって違いが生じるのでしょうか。
次の図2は夏至の地球と天球と太陽の位置関係を拡大したものです。
そして図3は冬至の地球と天球と太陽との位置関係を拡大したものです。
|
|
|
図2
|
|
図3
|
1が夏至の南中高度になり、2が冬至の南中高度になります。
夏至の方が南中高度が高いことがわかりました。
図4のように太陽は地面に対して垂直なほど太陽の熱を受けやすいのです。
だから南中高度の高い夏至(夏)が一番暑く冬至(冬)が一番寒いのです。
|
図4
|
なぜこのように南中高度に違いが生まれるかと言うと、地球は地軸(自転軸)を23.4度傾けたまま太陽のまわりを1年で1周する公転をしているからです。
それを図にすると図5のようになります。
|
図5
|
このように地軸の傾きが南中高度の違いをもたらし、そして季節変化を作り出しているのです。
|