6)北極星と周極星
さきほどまでの話で、星は東から昇り南を通って西に沈むという動きをおよそ1日1回の周期で繰り返しているとお話しました。
(->(4)日周運動)
ここではその中でも特別な動きをする星を紹介します。下の図は観測点北緯35度の日本での周極星のようすです。
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図1
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・北極星‥‥地球の地軸(自転軸)の延長線上にある星。天の北極にある星。全天の星は全て北極星を中心に反時計回りに回っている。つまり、北極星は動かない。
・周極星‥‥北極星の周りに位置する一部の星で、地平線より下に沈むことがない星。つまり一晩中沈まない星。
(5)で話したように観測点の緯度により地球の自転軸に対する傾き(＝天球の回転軸に対する傾き)が変わるため、周極星も変わります。
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図2
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図3
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例えば図2(観測点北緯0度:赤道)では星は全て地平面に垂直にまわっているため、全ての星は必ず沈んでしまいます。つまり、周極星は見られません。
図3(観測点北緯90度:北極)の北極では一番広い範囲で周極星が見られます。
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