メディチ家

ジョバンニ

コジモ

ピエロ

ロレンツォ

ジュリアーノ

ジョバンニ
(レオ10世)

ジュリオ
(クレメンス7世)

 

メディチ家

〜フィレンツェの芸術家を支援し、政治経済の面でも大きな影響を与えた〜

     
     

 メディチ家は、3世紀以上にわたって、フィレンツェ・ルネサンスにおいて実質的な支配者として君臨していました。また、銀行家・政治家として台頭していました。後に、トスカーナ大公国の王となった一族でもあります。その財力でボッティチェリ、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロなどの多くの芸術家たちをパトロンとして支援していました。ルネサンス文化を育てるなかで大きな役割を果たしたことでも知られており、フィレンツェのみに留まらず、ヨーロッパ全体にも影響を与えたといわれています。
 コジモ1世の死後、コジモの子孫が代々トスカーナ大公位を継承したのですが、大航海時代や宗教改革の影響でイタリアのヨーロッパでの地位が低下し、フェルディナンド1世を最後にしてトスカーナ大公国はイタリアの小国になってしまいました。 
 1737年、第7代トスカーナ大公ジャン・ガストーネが後継者を残さずに死亡し、トスカーナ大公の地位は、ロートリンゲン家のフランツ・シュテファン(神聖ローマ皇帝フランツ1世)が継承しました。こうして、西ヨーロッパにその名を残したメディチ家はついに途絶えてしまいました。しかし、歴代の当主達が集めた美術品などはウフィツィ美術館などに残され、また、ピッティ宮殿などのメディチ家をたたえる建造物も多数フィレンツェには残されました。これらは、メディチ家最後の女性アンナ・マリア・ルイーザの遺言「メディチ家の栄華を現代にまで伝えてください」により今でも大切に守られています。

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