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火山とは

地下深くには、岩石の成分が1000度以上の高い温度で溶けた状態である「マグマ」がたまっている、マグマだまりというものがあります。

火山とは、そのマグマが近くの裂け目を通って地表に噴出し、溶岩などが堆積して生じた地形や構造をあらわします。

砕屑物(さいせつぶつ)や溶岩が堆積した噴火口を中心として高まった地形をさすことが多いのですが、 爆発や陥没かんぼつによるくぼ地も含みます。

噴出するマグマの種類や性質により、火山の形態構造は変化します。


現在の火山は、地表の変動の激しい環太平洋かんたいへいよう地域などに帯状に集中しています。 日本には、形態の明解な火山は約200、カルデラは約20あります。

 

活火山(過去一万年以内に噴火したか、現在噴気活動が活発なもの)は、約100あります。活火山と一口にいってもその活動度はさまざまです。18世紀以降の活動が活発なものには、浅間山・桜島・雲仙岳などがあげられます。


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