
英語に関する用語って日本語にはないものが多いなあ。

そうだね。不定詞とか、分詞とか…。意味がわかりにくいよね。

ふむ。そのような小さなことでも疑問を抱くことは大切であるぞ。

しゅっぴ―先生はなんでこのような名前が付けられているか分かるんですか?

もちろんじゃ。まずは不定詞から、自分たちで考えてみよう。

うーん、不定詞って、意味が変わるのに形が一定だから『定詞』の方があってると思うなあ。

確かに、なんで不定詞なんでしょう。

なるほどのう。良い発想だが、ここでいう『不定』は意味の取り方が違って、時制や数、人称などの条件があっても、形が変化しないということなのじゃ。

なるほど、どんな状況でも形は同じってことだね。

その通りである。だから『不特定詞』と表現した方が適切かもしれんな。

言い換えると意味が分かりやすいね!じゃあ分詞はなんで分ける詞と書くの?

そもそも分詞というのはどういうときに使われるかを考えるとよい。

何らかの動作を形容詞的な表現で表すときに使いますよね。

たしかに!『~している』『~された』と言いたいときに使うね。

うむ。つまりは形容詞と動詞の二つの働きを共有する詞ということだ。

『分けもつ詞』だから分詞なんだ。

『共有詞』という言葉の方が分かりやすいかもしれんな。