Graynet-Security-Password





まず、IDとパスワードを知る。


IDとは、情報機器やサービスの提供者が、
1人1人の利用者を区別するために割り振るもののことを言います。
ほぼ全てのサービスでは、IDはパスワードと組み合わせて使用されます。

TwitterLINEにログインする時もそうですね。
というか、IDだけで使えるサービスなんてあったっけ?

一方パスワードとは、IDを割り振られた本人だけが知る情報であり、
本人確認のために用いられます。
また、「自分できちんと登録した」と証明する為の手段でもあります。

そして主にこの二つの情報、仕組みによって、
第三者による、サービスの不正利用を防止しています。

残念ながら、不正利用を完全に防止しているわけじゃないけど......

これらを盗み見られたりなどすると、なりすましなどが起きてしまいます!

これが原因で、自身の印象などが意図せず変わっちゃうかもしれないので、
パスワードやIDの管理には要注意!

なりすましなどをされて嫌な思いをしないために、
パスワードやIDの管理のは要注意と言いましたが、
不正利用を防ぐ有効な手段として、

の3つがあります。
「パスワードをこまめに変更」というのも言われてきましたが、
だんだんっ面倒になってきて、最終的には、
「パスワードは変えるが、前と同じ。」だったり、
「簡単なもの」にしてしまう人が多いため、
あまりオススメされなくなってきています。

ただ、毎回しっかりとしたものにできるなら、かなり有効な手段となるでしょう。


(Graynetチームが作成)

次に、二段階認証。


最初に、ID、パスワードでの認証をし、その後、スマートフォンなどに届いた認証コードやワンタイムパスワードで認証する。
※二段階認証の流れはこんな感じ

二段階認証とは、IDやパスワードだけでなく、
本人確認も行うことで、
より安全にサービスを利用するためのシステムの事を言います。
最近、とあるサービスで騒がれたように、
二段階認証は不正利用の防止に大いに役立つのです。

また、一度限り有効なパスワードを生成する仕組みの事を
「トークン」と言います。
トークンはトークンでも、様々なトークンが存在します。
○○トークンどんなもの?
ソフトウェアトークンPCやスマホに専用のアプリをインストールして利用する。
ハードウェアトークンカード・キーホルダー型の機器にパスワードを表示する。
SMSを使ってワンタイムパスワードを送信するものもあります。
電話番号を登録し、
電話で自動音声によるワンタイムパスワードの確認ができるものも。

二段階認証の中で取得した(ワンタイム)パスワードの共通点は、
その名の通り、一度使用するとそのパスワードは無効になることです。
ですから使用後、
そのパスワードを第三者に漏らしてしまっても安心というわけです。

そんで、二要素認証・多要素認証。


二段階認証とは別に、「二要素認証・多要素認証」と呼ばれるものがあります。
IDやパスワードに加えて、
「指紋」や「顔」「網膜」などの生体情報を使ったりします。

両者の違う点は、「同じ認証方法」が有るか無いかってとこにあるね。

例えば、
「IDとパスワード」+「IDとパスワード」→「二段階認証」で
「IDとパスワード」+「IDとパスワード以外(生体情報など)」→「二要素認証・多要素認証」と言います。

「二」つ(「多」く)の「要素」で「認証」するわけですから、
これは当たり前っちゃあ当たり前。

また、「二」つ(「多」く)の「要素」で「認証」するわけですから、
二段階認証よりも二要素認証・多要素認証の方が安全性は高くなっています。
混同しないように気をつけましょう。

そして、暗号化通信へ...



※https://の「s」は、「セキュア(Secure・安全な)」を表している。

皆さん!今何を見ているのか知られたくない!
って思う時ありませんか!?
そんな皆さんの願いを叶えてくれるのが、
「SSL」と「TLS」!

「SSL」は「Security Sockets Layer」、
「TLS」は「Transport Layer Security」の略で、
ブラウザとサーバー間の通信を暗号化し、
第三者に送受信している内容を盗み見られたり、
改ざんされたりすることを防ぐ仕組みのことを指します。
これらが導入されているWebページのURLは、
「https://......」のようになっています。

また、Google Chromeや、Internet Explorerなど各種ブラウザでは、
SSLが導入されているページを閲覧する際、
アドレスバー付近にカギマークが表示され、
それをクリックすることで、
SSLサーバの証明書を確認することができます。

認証レベル1
(ドメイン認証)
認証レベル2
(企業認証)
認証レベル3
(EV認証)
対象者個人・法人法人法人
信頼性低いっ!中くらい。まあまあ。高けえ!
サイトの用途キャンペーンサイト
問い合わせフォーム等
会員制サイト
Amazonや楽天などの
通販サイト等
会員制サイト
通販サイト
企業サイト等
コスト低い(990円~)まあまあ(42350円~)けっこう(54450円~)
その他審査スピードが速い企業の実在性を証明できるアドレスバーなどの表示が変わり、
信頼性がグンと上がる

さくらのSSLより作成

SSLサーバの証明書?何ソレ??

よくぞ聞いてくれた!説明しよう!

その証明書は、
ウェブサイト運営者の
身元についての審査に基づいた保証レベルによって、
種類やコストが異なってくるんだ。
そのレベルが上がるにつれて、審査も厳格になり、
証明書の発行までに時間がかかるようになってしまう。
認証レベルは3が最大で、
認証されれば、アドレスバーの色が緑色に変化したりと、
そのサイトの安全性をアピールすることができるぞ!
だけど、証明書には有効期限がある。
認証レベル3だったら、
有効期限が1年で、価格が10万円をこえるものもあるんだ。

とても支払える金額じゃない......。

まとめ


  • パスワードとID、この2つの情報、仕組みによって、第三者による、サービスの不正利用を防止している。(完全に。ではないが。)
  • 不正利用を防ぐ有効な手段として、「紙に書き留めない・PCに保存しない・人に教えない」の3つがある。 「パスワードをこまめに変更」というのも言われてきたが、変えていくと最終的には、以前と同じものや、簡単なものにしてしまう人が多いため、あまりオススメされなくなってきている。
  • 「トークン」...一度限り有効なパスワードを生成する仕組みの事。
  • 「二段階認証」...IDやパスワードだけでなく、本人確認も行うことで、より安全にサービスを利用するためのシステムの事。不正利用の防止に大いに役立つ。
  • 「二要素認証・多要素認証」...異なる要素を用いて認証を行う。
  • 二段階認証よりも二要素認証・多要素認証の方が安全性は高い。
  • 「SSL」と「TLS」...ブラウザとサーバー間の通信を暗号化し、第三者に送受信している内容を盗み見られたり、改ざんされたりすることを防ぐ仕組みのことを指す。

次は「未来の世界」の「Society5.0」を学ぶのがオススメ!