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空き家が近隣に与える影響

空き家が周囲の家に与える影響

まずは空き家が周囲に与える影響を見ていきましょう。
スタート地点は、「なぜ空き家の増加を止めなくてはいけないか」です。

最初に、いわゆる"廃墟"をイメージしてみてください。
このような建物は、きちんと管理されなかった空き家の成れの果てです。
倒壊の危険性があったり、猫・ネズミ・シロアリ・ハエなどの害獣・害虫のすみかになったり、景観を悪化させたり、犯罪者が住み着いたりと、
様々な要因で周囲の治安を悪化させます。

そして、そのような"廃墟"は周囲の治安の悪化や景観の悪化で
地価の低下や、地域の衰退をもたらします。
このようなことを、"外部不経済"と呼びます。

チームメンバーが作成

災害時

廃墟と違い、定期的に管理されている空き家でも特に大変なのは、"災害時"です。
空き家で火災が起きた場合、発見と通報が遅れて被害が拡大したり、 地震などの災害時に、倒壊して避難経路を塞ぐほか、 災害の被害が落ち着いた後も、管理を行う人間が住んでいないために 敷地から倒れたブロック塀などの後片付けが遅れることもあります。

実際に2017年の台風で、メンバーの近所にある空き家の敷地からアパートに木が倒れ、持ち主が事態を把握して対処するのに数日かかったこともありました。