ここでは、先ほど紹介したH&Mさんや株式会社FINEさん以外の企業の取り組みを見ていきます!
※企業名掲載許可をとっていないため、企業名は隠させていただきます。
株式会社M
(写真はチームメンバーが撮影)
株式会社Mは2010年からFUKU-FUKUプロジェクト(現・BRING)という取り組みを行っています。
これは、我々消費者が使い古した服を店舗に持っていき、それが回収され、資源としてエネルギーに変わるという取り組みです。
回収された衣類の状態を見て、もう着ることができないと判断された場合は、リサイクルされ、エタノール等のエネルギーとして再生されます。
手を加えることで着ることができると判断された場合は、リユースされ、日本国内で染め直して新たな商品として販売されます。
回収できる対象は、株式会社Mで購入した衣類品全般(下着・靴下を除く)に加えて、タオル・シーツ・カバー類も含まれます。
株式会社F
(写真はチームメンバーが撮影)
次に、株式会社F(店舗名U、G)の取り組みを紹介します。
この会社は、全国の店舗で回収した服をリユースし、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や世界中のNGO(非政府組織)・NPO(非営利組織)とともに、難民キャンプや被災地への緊急災害支援など、世界中の服を必要としている人たちに届けられます。
また、リユースできない服は燃料や防音材として加工しリサイクルされます。
2001年に店舗Uのフリース商品の回収から始まった取り組みは、2006年にはフリース以外も含む全商品を、
2010年からは店舗Gの商品にも回収範囲を広げ、2020年までに75の国と地域に4,111万点の服を届けています。
さらに、最近では新たな取り組みとして、ダウン商品を皮切りに「服から服へのリサイクル」も推し進めています。
「着なくなったら、捨てる。そんな時代はもう、おしまいにしよう。」というキャッチコピーのもと行っており、着られなくなった店舗Uのダウン商品を回収し、ダウンとフェザーの100%リサイクルを進めています。ダウンとフェザーをリサイクルすることによって、生産過程におけるCO2排出量を、約20%削減することが可能になります。無駄な資源を使わず、ごみの量も削減、環境への負担を減らすことができる。着なくなった服を、何度でも新しい服にできる未来を、店舗Uは目指しています。
また、店舗Uはリサイクル素材でも高い品質にこだわっています。株式会社Tと共同で開発した新しいテクノロジーで、効率的にリサイクル素材を作り出すことができるようになっています。それらの仕組みは以下の画像のようになっています。
(写真は、店舗に許可をとった上でチームメンバーが撮影)
また、服の回収の際の注意点を説明します。
対象は、店舗U、Gで購入した全商品です。
また、衣料支援先に良い状態でお届けするために、お洗濯の上持っていくことが必要です。
そして、貴重品等が入らないように確認をお願いします。
以上の点を守って、ぜひリサイクルボックスに投入してみましょう!
株式会社Z
(写真はチームメンバーが撮影)
株式会社Zでは、店舗や倉庫でのリサイクル原料の使用や廃棄物管理など、製品のライフサイクルのあらゆる段階でリサイクルを促進するプログラムに取り組んでいます。
そして、いらなくなった衣服を回収し、地元の非営利団体を支援するための寄付を行っています。医療の寿命を延ばすことに加え、地元の組織との協力を通じて、コミュニティにプラスの影響を与えることを目標に活動しています。また、より多くの生地をリサイクルするための研究にも力を入れています。