働き方改革とSDGsの関わり
SDGsとは
この「持続可能な」という言葉は、「環境を破壊しない」という意味合いで広く知られるようになりましたが、さまざまな内容を示します。
たとえば、「持続可能な企業」というと、それは「環境に配慮している企業」という意味でもありますが、「従業員が過度な負担なくずっと働き続けられる企業」という意味にもなるのです。
このように、SDGsと働き方改革は、密接に関わっています。ここでは、17の目標から、働き方改革に大きく関わっている3の目標を抜粋して説明していきます。
目標5 ジェンダー平等を実現しよう
これは、女性活躍の推進に繋がると考えられます。
下表は、働き方改革に大きく関わっている3のターゲットを抜粋しています。
5.1 | あらゆる場所におけるすべての女性及び女児に対するあらゆる形態の差別を撤廃する。 |
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5.5 | 政治、経済、公共分野でのあらゆるレベルの意思決定において、完全かつ効果的な女性の参加および平等なリーダーシップの機会を確保する。 |
5.b | 女性の能力強化促進のため、ICTをはじめとする実現技術の活用を強化する。 |
目標8 働きがいも経済成長も
これは、過剰または不当な労働の削減、働きがいの向上に繋がると考えられます。
8.5 | 2030 年までに、若者や障害者を含む全ての男性及び女性の、完全かつ生産的な雇用及び働きがいのある人間らしい仕事、並びに同一労働同一賃金を達成する。 |
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8.8 | 移住労働者、特に女性の移住労働者や不安定な雇用状態にある労働者など、全ての労働者の権利を保護し、安全・安心な労働環境を促進する。 |
8.b | 2020 年までに、若年雇用のための世界的戦略及び※国際労働機関(ILO)の仕事に関する世界協定の実施を展開・運用化する。 |
※国際労働機関(ILO):働きがいのある人間らしい仕事の実現を目指し、労働基準の設定・政策の発展・調査研究などを行なっている国連専門機関
目標10 人や国の不平等をなくそう
これは、障がい者雇用の推進に繋がると考えられます。
10.2 | 2030 年までに、年齢、性別、障害、人種、民族、出自、宗教、あるいは経済的地位その他の状況に関わりなく、全ての人々の能力強化及び社会的、経済的及び政治的な包含を促進する。 |
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10.3 | 差別的な法律、政策及び慣行の撤廃、並びに適切な関連法規、政策、行動の促進などを通じて、機会均等を確保し、成果の不平等を是正する。 |
まとめ
・SDGsとは、国連による、2030年までに達成するための持続可能な開発目標
・SDGsが掲げている「持続可能」に、働き方改革も含まれていると考えられる
・女性活躍の推進、過剰または不当な労働の削減、働きがいの向上、障がい者雇用の推進につながる
私たちは 持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています
・SDGsが掲げている「持続可能」に、働き方改革も含まれていると考えられる
・女性活躍の推進、過剰または不当な労働の削減、働きがいの向上、障がい者雇用の推進につながる