マルハニチロ株式会社
このページでは、マルハニチロ株式会社(以下、マルハニチロ)に取材した内容をもとに、現代の冷凍食品の魅力を紹介しています。
取材日(ご回答いただいた日):2021年10月12日
画像提供:マルハニチロ株式会社
こだわり・理念
マルハニチロは、「世界においしいしあわせを」をグループスローガンに掲げ、本物・安心・健康な『食』の提供を通じて、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献することをミッションとしています。 冷凍食品事業(家庭用・業務用・介護食含む)においては、安定した原料調達力と商品開発力、技術力を融合させ、付加価値の高い商品を提案しているそうです。
商品の包装について
マルハニチログループでは、商品容器や包装における省資源化が取り組まれています。 容器の軽量化を行い、環境負荷低減だけでなく、重量の軽減による物流時の二酸化炭素排出量の削減や、梱包サイズの小型化により配送効率がよくなるなど、色々な効果が見込まれています。
特に、パッケージやプラスチック製トレーの薄肉化が強く推進されています。 2020年度には、薄肉化によりプラスチック使用量を5.2t削減することができたそうです。 また、ビン詰め商品のフィルムについてもプラスチック利用量が約7%削減されています。
商品について
マルハニチログループでは水産事業も行われています。 その範囲は獲る漁業や育む漁業のみに留まらず、水産商事にまで及びます。
しかし、家庭用冷凍食品としての水産素材は販売されていません。 その代わりに、業務用商品として、サケ、サバ、タラなどの骨抜き切り身やエビ、ホタテ、アサリなどの素材が販売されています。
流通について
製品の流通に関しては、マルハニチログループ内の物流網を利用しているものがある一方、他社へ委託しているものもあるそうです。
食品ロスへの取り組み
マルハニチログループでは2019年度からブランドアクション創出プロジェクトを始動しました。 その中でも「地球にもっとやさしいプロジェクト」では、2020年度から「捨てるをGIFTに」という、食品ロス削減に向けた取り組みが行われています。
主な取り組みは
- マルハニチロ内で生まれた廃棄食品のうち、まだ食べられるものを社員に提供する。
- 漁網を使ったオリジナルエコバックを配布する。
- マルハニチロ内での食品ロスを可視化する。
- 食品ロスを生かした料理レシピを提案・共有する。
などがあります。
展望
「時短・簡便」「個食・小容量」「健康志向」といったニーズの高まりに合わせた商品展開を今後も継続して進めていくそうです。