WHAT
ゴミ問題は何が問題なのか
埋立地の不足
焼却をされた可燃ごみや、破砕や選別をされた
不燃ごみ・粗大ごみは最終的に埋め立て処分をされますが、
その最終処分場(埋立地)が不足しています。
地球環境の悪化
焼却をするゴミが増加すればするほど地球温暖化の
原因となる二酸化炭素の排出量も増加します。また、
ポイ捨てやゴミの不法投棄も地球環境を破壊します。
生態系への影響
プラスチックに使われる添加物には有害性が指摘
されるものもあり、プラスチック自体も化学物質を
吸着しやすい特性があります。そんなプラスチックが、
海洋に漂い、極小サイズとなり、生物や人体に
取り込まれたとき、どのような影響が
及ぼされるか解明していません。
WHY
新たな埋め立て地をつくればいいのではないか
埋め立て地を建設するためには、
土地の確保をするだけでなく、
近隣の住民の許可が必要となります。
また、有害物質による農作物への被害や
土壌汚染・水質汚染など、埋め立てをすること自体が
あまりよくないとされています。
なぜ資源ごみのすべてをリサイクルしないのか
新しく資源から製品を作り出す方がコストが安くて
済むことも多いからです。また日本は諸外国と異なり、
サーマルリサイクル(燃料としてゴミを利用すること)も
1つのリサイクルとしてみなしています。そのため
一見リサイクル率は高く見えますが、
サーマルリサイクルを除くと、日本のリサイクル率は
わずか19%であり、問題視されています。
MEASURES
政府は、循環型経済を目標として掲げ、
3Rの推進をしています。
循環型経済とは、そもそもの原材料調達・製品
デザイン(設計)の段階から回収・資源の
再利用を前提とした経済の仕組みです。
・自然のシステムを再生
・品と原料材を捨てずに使い続ける
・ゴミ・汚染を出さない設計
の3原則が挙げられています。
海洋プラスチックごみ対策アクションプランも
政府で策定されています。プラスチックごみの
回収から、非意図的な海洋流出の防止、
既に流出してしまったプラスチックごみの
回収まで多角的に取り組む計画です。
MISSION
ゴミの量を根本的に減らしていくこと、
ポイ捨て・不法投棄をしないこと、
ゴミ拾いなどのボランティア活動をすること、
ゴミの分別をすること…。
今のゴミ問題の現状を知ったうえで、
私たちにできることを考えて
行動していきましょう。