ラーメン、食としての視点からみたSDGs
即席麺業界では、トップ5の日清食品、東洋水産、サンヨー食品、エースコック、シマダヤに絞ってSDGsの取組を調べてみました。各企業のホームページには、誰にでもわかりやすくSDGへの取組が掲載されていました。
ラーメン店では、アンケートに協力して下さった、※丸源ラーメン(物語コーポレーション)、麺堂香、辛麺桝元から、また、ラーメン業界トップ3のハイデイ日高、幸楽苑、力の源HDよりホームページで調べました。調べていてSDGsをわかりやすく掲載している天然とんこつラーメン*一蘭も記載しました。
※校内アンケート保護者人気No.1!!
*校内アンケート生徒人気No.1!!
貧困をなくそう
・フードバンク・子ども食堂への支援
・災害支援チャーシューやおみやげ商品を提供(一蘭)
飢餓をゼロに
・いつかのための、いつかのおいしさカップヌードルのサブスクカップヌードル ローリングストック(日清食品)
・被災地への食糧支援を行っています。国内では364万食、アジア各国には174万食を提供してきました。さらに、中国には95.9万食、アメリカには114.7万食、ヨーロッパには11万食のインスタントラーメンを無償提供(日清食品)
・フードバンクとの取り組み(東洋水産)
すべての人に健康と福祉を
・自社工場フードファクトリー(製麺工場)の愛知県版HACCP認証取得(丸源ラーメン)
・健康志向に応える製品の開発・製造。特に力を入れているのは、免疫研究・エイジングケア・栄養代謝改善。消費者の健康志向へのニーズに応えるべく、これまでに糖質オフ製品・塩分オフ製品・栄養を補う製品・全粒紛を含む製品・原材料に配慮した製品・機能性表示食品・健康食品の開発や製造を行う(日清食品)
・健康経営の実践ー定期健康診断・ストレスチェック・インフルエンザ予防接種助成金・フレックス勤務制や在宅勤務の導入・社内完全分煙化 など(一蘭)
・お客様のニーズに応える商品開発(シマダヤ)
質の高い教育をみんなに
・途上国へ給食を支援している「国連WPFレッドカップキャンペーン」に参加。主力製品であるチキンラーメン・チキンラーメンどんぶり・冷凍日清チキンラーメン金の炒飯の売上の一部を寄付(日清食品)
ジェンダー平等を実現しよう
・誰もが働きやすい職場環境づくり産休育児休暇取得・復帰率100%・女性活躍推進法 行動計画」の策定・福岡県「子育て応援宣言企業」への登録 (一蘭)
安全な水とトイレを世界中に
・衛生管理ー時間ごとの清掃マニュアル・清掃チェックシート・手洗いチェック表・時間ごとに衛生係を常設 など(一蘭)
エネルギーをみんなに そしてクリーンに
・物流センターにおける再生可能エネルギーの使用(丸源ラーメン)
・環境への配慮ー工場や店舗における特別な浄水・ろ過システムの導入・廃油回収装置の導入・オール電化の導入・環境にやさしい洗剤使用、照明のLED化 など(一蘭)
・本社、関西、九州3工場すべての使用燃料を、2017年1月までに重油及びLPG(液化石油ガス)から、都市ガスを含むLNG(液化天然ガス)への切替(サンヨー食品)
働きがいも 経済成長も
・能力をいかせる職場環境づくりー能力等級制度やインセンティブ制度の導入・年3回の面談・キャリアプランの聞き取り・部署の垣根を超えたメンター制度・役職者OJT制度・店舗におけるライセンス制度 (一蘭)
住み続けられるまちづくりを
・月に一度のオフィス周辺の清掃活動・本社ビルで観光客の皆様をお出迎え・一蘭和楽団の実施・地元福岡、中洲のまちづくり活動への参加・地元福岡のプロスポーツチームへの支援
・一蘭スペシャルマッチ・中高生による職場体験の受け入れ・糸島に「一蘭の森 糸島」を展開(一蘭)
つくる責任つかう責任
・食品残渣メタン化によるリサイクルの実施(丸源ラーメン土浦店)
・植物由来のバイオマス素材を配合したテイクアウト用袋の導入(丸源ラーメン)
・エコ箸の導入(丸源ラーメン)
・年末年始福袋の紙素材変更(丸源ラーメン)
・森林破壊の防止・生物多様性の保全に配慮してつくられたパーム油を調達。2017年10月よりRSPOに加盟し、第三者に認証されたパーム油を調達できる体制へ(日清食品)
・製造工程で生じた廃棄物は、その99%を肥料・飼料として再利用し、環境負荷の少ない循環型社会への貢献(サンヨー食品)
・食品ロスを有効活用、人気辛麺屋の「もったいない」から生まれた必然のニラ醤油(辛麺桝元)
・CO2削減への取り組み(東洋水産)
・国産原材料の使用推進(シマダヤ)
・ガスコージェネレーションシステム・CO2削減対策・生ゴミリサイクルへの取り組み(ハイディ日高)
・調理ロス削減・従業員オーダー受け教育、デジタルオーダーの導入・調理者への技術向上教育・お客様にご同意いただいた場合、割引のご提案(幸楽苑)
★「ろすのん」ロゴマークをテーブルに貼付し、お客様に取り組みを見える化
・廃棄ロス削除・店舗で販売しているPB(プライベートブランド)商品等は、自社基準により賞味期限前に廃棄・賞味期限に近い商品に「ろすのん」を表示し50%OFFで販売(幸楽苑)
・食べ残し削減・持ち帰り容器をご提供・環境に配慮し、植物原料(バイオマス)を一部使用した容器使用(幸楽苑)
気候変動に具体的な対策を
・カップを、さらに植物由来へ。カップヌードルはバイオマスECOカップへ(日清食品)
・2014年度より本社、関西、九州3工場すべての照明のLED切り替えに取り組み、2020年3月をもって完了(サンヨー食品)
・フロン漏洩量削減への取り組み(東洋水産)
・エコ箸・エネルギー監視システムを導入(ハイディ日高)
・「プラントベース」植物由来の原料で作られたプラントベース赤丸の販売・コク深豆乳×昆布だしスープ・卵不使用の全粒粉麺など(力の源HD)
海の豊かさを守ろう
・稚魚放流活動(東洋水産)
・各工場では、水の使用量や排水量を継続的に管理し、使用量の削減に努力するとともに、工場からの排水を微生物処理により浄化して排出(東洋水産)
・廃棄物の削減・管理強化(東洋水産)
・未利用魚の活用(エースコック)
陸の豊かさも守ろう
・多様な生物が生きられるように、培養ステーキ肉の研究(日清食品)
・袋麺個食の包材フィルムの使用量の削減(サンヨー食品)
・ビオトープの設置(東洋水産)
パートナーシップで目標を達成しよう
・「ココロのバリアフリー計画」への賛同(丸源)
・賞味期限の延長(東洋水産)
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