債券
※この画像はチームメンバーが作成しました。
債券とは
債券は一言で言うと、「企業や国が投資家から資金を借り入れるために発行する証券」です。
債券は満期が決まっており、満期に達すると額面金額が支払われます。
さらに、出資者はお金を貸す代わりに利子を受け取ります。
債券は有価証券なので、満期に達しなくても売却することができます。
そのため、株や不動産よりも安定した資産といえます。
債券は、あらかじめ表面利率と発行価格、償還期限が決められます。
- 額面金額とは満期を迎えた時に支払われる金額のことです。最低取引単位となります。
- 表面利率とは、額面金額に対して支払われる利子の割合。発行時に決められて、原則、満期まで変更されません。
※クーポンレートともいいます。 - 発行価格とは、債券を発行する際の価格のことです。額面100円あたりの金額で表示します。
- 償還期限とは、債券の額面金額が償還される期日のことです。
債券の分類
発行体による分類
債券は大きく2つに分類され、さらに2つに細分化されます。
公共債
- 国債:国が発行する債券
- 地方債:地方公共団体が発行する債券
民間債
- 金融債:特定の金融機関が発行する債券
- 社債:一般の企業が発行する債券
利払いの方法による分類
- 利付債:定期的に利子が支払われる債券
- 割引債:利子の支払いがない代わりに割引いた金額で発行される債券
債券の4つの利回り
- 応募者利回り:債券を新規発行時に購入し、満期まで保有した場合の利回り
- 最終利回り:既発債を時価で購入し、満期まで保有した場合の利回り
- 所有期間利回り:債券を満期まで保有せず、途中で売却した場合の利回り
- 直接利回り:購入金額に対して、毎年いくらの利子があるかを見る利回り
※この画像はチームメンバーが作成しました。
債券の格付け
債券は比較的安全性の高い商品と言えますが、社債を発行している企業の経営悪化などを原因に利子の支払いが滞ったり額面の償還がなくなったりすることもあります。
そのようなリスクを格付けしたものが債券の信用リスク(デフォルトリスク)と言います。
格付けはAAA(トリプルA)やBB(ダブルB)といった記号で表されます。
格付けが下がると債券価格は下落します。
債券まとめ
このページでは債券の概要、分類、格付けについて学びました。
債券は、株式投資や不動産投資に比べて普段接することがほぼないのでイメージが湧かないと思います。
少しでも投資の幅を広げて将来の可能性を広げていきましょう!
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