では、次にエシカルと関係のある「認証ラベル」についてみていくぞ。近年では、エシカル消費に関連する認証ラベルや、規格を取得する企業は、日本国内でも増えつつはあるんだ。
だが、欧米を中心とする海外の取り組みを比較すると…まだ多くはないんだ。
日本では、消費に関する認証ラベル等の取り組みは世界に比べて遅れを取っているんですね。
ああ。だが認証ラベルは、消費者への商品要求という側面だけでなく、サプライチェーンのサステナビリティの向上の側面でも活用できる場合があるんだ。
見方を変えれば、サステナビリティの向上の側面でも活用できるんですね。
君が言ったように、見方を変えれば何かの向上の側面でも活用することができる。では次に、認証ラベルの一覧を見ていこう。下の表を作ったので見てくれ。
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FSC認証ラベル製品のパッケージや容器・生理用ナプキンやペット用シーツなどに使わています。 |
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GOTS(オーガニックテキスタイル世界基準)認証ラベル衣服や寝具・タオル・ベビーカー・糸・布などに使われています。 |
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国際フェアトレード認証ラベルコーヒーや紅茶(ハーブティー)・チョコレート・コットン・スパイス・ゴマ・花・バナナ・ジャム・スポーツ用品のボールなどに使われています。 |
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MSC認証ラベル魚やカニ。エビ・貝類などの水産物に使われています。 |
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PSPO認証ラベルカップ麺・お菓子・パン・化粧品やパーソナルケア用品洗剤などに使われています。 |
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レインフォレスト・アライアンス認証マークコーヒー・紅茶・チョコレート・バナナ・メロン・ろうそくなどに使われています。 |