エシカルから知る消費革命

私達は8月にNPO法人ブリッジの統轄マネージャーのTYさんに取材しに行きました。その時の質問を答えていく形式になります。

取材者の言葉

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KS先輩

今日は取材に協力していただきありがとうございます。では、最初の質問に移ってもよろしいでしょうか。

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TYさん

はい。よろしくお願いします。

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KS先輩

エシカルについての行動はあまり知らなかったので、こういう風な取り組みを行っているのに驚きです。

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TYさん

そうですね。ですがまずはそもそもエシカルとは何かについて振り返っていきましょう。 エシカルとはエシカル(Ethical)=「論理的な/道徳的な」という英語の形容詞からできています。 このことを日本語の意味に直してみると…人にとって、社会にとって、地球にとって、できる限り負荷を抑えた、「論理的に正しい」考え方やライフスタイルです。 簡単に説明すると、{人や環境にやさしく配慮した考え方}につながるのです。 後世まで豊かな自然環境を残せるかどうかは今を生きる私たちにかかっています。私たちが行う日々の選択が、未来の環境を左右するため 何を選択し、積み重ねるかが重要であります。そこで、サステナブルな考えである「エシカル」が関係しています。この「エシカル」を伝え広げることが大切です。

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KY後輩

エシカルは、自然環境との関りがあるのですね。

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TYさん

はい。私が説明したように、エシカルは自然環境にもかかわりがあります。次はエシカル消費についてみていきましょう! エシカル消費とは地産地消・伝統工芸品・食品ロス削減をし、CO2をできる限り防ぎ、環境負荷を最小限に抑える オーガニック・有機農法食材・資源循環・グリーンエネルギー・間伐採をし、自然を有効に活用し、自然と共生しようとする 障碍者雇用・フェアトレード(公正貿易)をし、公正な労働と人権を確保し、経済的自立を図る仕組みを持つものを図る仕組みをもつもの エシカルな商品の購入・サステナブルラベルのある商品・アップサイクルな商品・寄付付きの商品など、さまざまな行動から、エシカル消費の意味が成り立っています。

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KY後輩

自然環境のほかにも、身近にもエシカル消費があるんですね。

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TYさん

はい。身近にもエシカル消費はあります。私たちが気づいていないだけで、探してみるとほかにもっとあります。

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SK後輩

TYさんが所属しているMブリッジのエシカル事業はあるんですか?

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TYさん

はい。私が所属しているMブリッジのエシカル事業を2012年から2014年まで紹介します。 2012年度のエシカル事業としては、三重のステキ発見♡観光ガイドブックMiethicalを作成しました。

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SK後輩

三重のステキ発見♡観光ガイドブックMiethicalは、具体的にどこの地域のエシカルを取り扱っているのですか?

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TYさん

この資料では、南地域の三重県を取り扱っています。具体的には、松阪・伊勢・鳥羽志摩・大記・紀北・尾鷲・熊野・紀宝です。

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SK後輩

おぉ。よく家族と出かけているところです!ところで、エシカル消費の課題とかはあるんですか?

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TYさん

はい。課題は3つあります。まず一つ目は、日本人は環境課題への意識が非常に低いことです。 2つ目は、三重県民は環境に対しての意識が低く、自ら取り組んだり学んだりする意欲のある人が18.6%のことです。 3つ目は、三重県民は、自身の県の環境が豊かだと思っているが、実情は、海外や国内平均よりも気温が上昇!その結果、アマモの枯渇や干潟の消失などの様々な問題が起こっています。 この資料では、南地域の三重県を取り扱っています。具体的には、松阪・伊勢・鳥羽志摩・大記・紀北・尾鷲・熊野・紀宝です。

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KS先輩

!?三重県は環境が豊かだと思っていたんですが、実は国内平均気温よりも高くなっているんですね。

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TYさん

はい。国内平均よりも気温が1.7℃上昇しています。

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KS先輩

!?三重県は環境が豊かだと思っていたんですが、実は国内平均気温よりも高くなっているんですね。

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TYさん

はい。あります。ミナミアオカメムシの被害が増え、問題となっていることです。

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KS先輩

この被害は、水稲や大豆などに影響を与えるのですか?

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TYさん

はい。この虫は水稲等に被害を与える害虫野郎です。県北中部も平坦地域でも確認されております。その被害が特に問題となっています。このことを解決するために、今の暮らしを守りつつ次世代の人々に豊かな環境を残していくために、自分たちの住む町の環境問題や課題を知り、日常生活からできる取り組みがあることを伝えることが大切です。

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KY後輩

NPOブリッジでやっている啓発活動事業はありますか?

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TYさん

はい。いくつかありますが、ここでは2つ紹介したいと思います。

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KY後輩

よろしくお願いします!

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TYさん

まず1つ目です。食品ロス削減事業です。意義としては社会課題・環境問題の1つである「食品ロス」についてしっていただき暮らしの中で自身ができることがあり、それらを選択する大切さを伝え意識変革・行動変革・環境負荷・食品ロス軽減を行うことです。

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KY後輩

意義では色々なことを行うのですね!

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TYさん

はい。この意義では4つの事を行います。

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KY後輩

意義に対して取り組みはありますか?

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TYさん

はい。2つご紹介させてもらいます。
一つ目です。地域の企業(JAみえなかさま)から廃棄食材を、明野高校から規格外米を提供いただき、廃棄食材からアップリサイクルした商品を開発・販売します。
二つ目です。冷蔵庫の中に余りやすい野菜を使ったレシピ動画の配信の実施をします。

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KS先輩

取り組みの一つ目で紹介していたアップリサイクルした商品を開発・販売と言っていましたが、作っている製造物の特徴や名前はありますか?

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TYさん

名前はベジッフルといいます。特徴としては季節の廃棄野菜と米粉のワッフル型かたやきクッキーというところで、しっかりとした噛み応えが特徴です。
季節などによって、一つ一つ色などが違いますが、ハード系が好きな方におススメの商品です。

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KS先輩

おいしそう…!それで、この活動をして廃棄野菜や規格外米の削減量はどれくらいですか?

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TYさん

規格外米では、3年間で155kg削減することができました!
廃棄野菜では、3年間で740kgも削減することができました!

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KS先輩

すごい!年月はかかりますがこんなにも削減できるんですね!

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TYさん

この取り組みを続けていくことで、廃棄野菜や規格外米を削減していくことができます。 ここら辺で、次の啓発活動事業を紹介させていただきます。

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SK後輩

よろしくおねがいします。

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TYさん

オンラインレビュー会事業です。意義としては、県内に住む消費者は県内に数多くあるエシカルな商品やお店を知らないことが多いです。
また、一か月の支出の40%を占める食費や日用品費の消費選択をしているのは主婦なのです。
そこで、毎日商品を選ぶ主婦だからこそ、エシカルという考え方を知って生活の取り入れられるように
「どんなふうに商品を見分けるのか」を知ってもらい、消費行動の変化をきたすべく、実施します。

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SK後輩

取り組みは、どのようなことをしていますか?

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TYさん

エシカルに関心のある主婦と三重県内のエシカルな商品を作る製造元の担当者を交えた
レビュー会を実施して、意見交換をしながら商品のエシカルチェックを行い、評価シートを作成・配信します。

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SK後輩

レビュー会は何回開催し、何人が参加したのですか?

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TYさん

1年目では7回で33人が参加、2年目も7回で26人が参加、3年目も7回で47人が参加、合計21回で、106名の方々が参加してくれました。
レビュー会に参加してみて何か良い学びは参加者全員があったと回答しています。

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SK後輩

参加者の感想を聞いてみたいです。

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TYさん

参加してくれた一人の感想を書きます。
「私はエシカルという言葉は聞いたことがあったものの、詳しくは知りませんでした。
レビュー会を重ねるごとに、人と環境にやさしい商品には、それに取り組む企業の努力の積み重ねがあることがわかりました。
少しずつ自分の中でエシカルについての意識が高まっています。

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SK後輩

僕も受けてみたいです…!

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TYさん

またレビュー会がある時にぜひ来てくださいね!
時間が来てしまいました。取材をしにきていただいて、ありがとうございました!

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KS先輩

こちらこそありがとうございました!



時間がない中取材を受け入れてくださったTYさん本当にありがとうございました!

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