私たちは大分県に住んでいて、大分県内の消滅可能性都市に入っている自治体を調べている時に、臼杵市が移住者への支援に力を入れていることを知ったので移住者を増やすための政策をしている自治体の例として取り上げさせていただきました。
空き家バンクとは、登録された空き家の情報を定住などを目的として利用を希望する方に提供し、マッチングを支援する制度です。定住促進による地域の活性化を図る目的としてこのプロジェクトは開始しました。
臼杵市役所の窓口では、市内にある空き家や、物件の所有者情報を公開することで、円滑な取引をサポートします。
リフォームなどにかかる費用の負担を軽減するために、臼杵市では様々な補助金制度を準備しています。
臼杵市では主に3つの農業研修制度を準備しており、自分にしたい農業をすることができます!
・地域おこし協力隊…先進農家での3年間の研修の後、有機農家としての独立を目指す
・アグリ企業学校…ピーマン農家になるために、一年間生産から出荷までを学ぶ
・ファーマーズスクール…市が認定した就農コーチのもとで1、2年の研修を行う
また臼杵市では土からこだわっており、化学合成農薬、肥料を使用していない有機作物が有名です。全国的に就農制度は沢山あっても、有機農業を推進している市町村はごくわずかです。
そして、臼杵市はユネスコ創造都市ネットワーク(食文化分野)に加盟しており、日本だけでなく、世界中で食の交流が行われています。
臼杵市は市民と医療、介護施設を結ぶ「うすき石仏ネット」というサービスがあります。人口の約3分の2が利用しているこのサービスによって無駄のない、質の高い医療を提供することができています。
臼杵市では消防団、PTA、自治会などあらゆる団体で組織する「地域振興協議会」が市内18地区全てに設置されています。
他にも、無人駅や廃坑を使った地域での交流が行われています。