プログラミング(言語)について
プログラミング
コンピューターに処理、実行をさせるためのコード(指示)を書くこと。
プログラミングのコードを書くには、プログラミング言語というものを使う必要がある。
プログラミング言語って、確かPython?とかみたいな奴かな。聞いたことならあるけど。
ちゃんと知っているじゃないか。そのPythonという言語は特に注目度が高いね。
なぜ注目度が高いんですか。性能だけなら他の言語も遅れはとらないと思いますけど。
理由はあるさ。例えば、画面上に 『Hello,World!』 と表示させるには次のように書く必要がある。
1)Javaを使った場合
(*1)・・・
1)Pythonを使った場合
(*2)・・・
割とコンパクトなんだね。
コードの見やすさや簡単さから、学ぶ人にとってはありがたくもあるんですね。
それだけじゃない。他には言語としての性質に差があるんだ。
プログラミングの主な実行方法にはコンパイル型、インタプリタ型というものがある。
コンパイル型
コンピューター側では、人が見たり書いたりする日本語や英語をそのまま理解するのではなく、 0 と 1 で表現する機械語として処理をする。コンパイル型と呼ばれるものでは実行前に書いたコードの全体を一つとして機械語に変換をする。つまりコードのどこかにミスがあると実行自体がされなくなってしまう。
インタプリタ型
インタプリタ型ではコードを実行する中で一行一行ずつ機械語に変換されているため、どこかにミスがあったとしてもそのミスがあるところまでの実行はされる。つまりどこでミスが起きているかを比較的早く見つけることができる。
Python はインタプリタ型に分けられるのもいい点だね。
エラーがどこで起きているかがわかりやすく、コードの立て直しがしやすいのも Python のいい利点なんですね。
そうだね。ところで、先ほど共通テストにもプログラミングが出るといったよね。
はい。自分たちの代から共通テストでも情報が加わりますからね。
共通テストで使われるプログラミング言語は 共通テスト用プログラム表記 というものなんだ。
その共通テスト用プログラム表記はどんな感じの言語なの?
じゃあ(*2)と同様に『Hello,World!』を表示したものを見ようか。
(*3)・・・
少しPythonと似ているような感じがします。
うん。おそらく Python がモデルの言語として作られたように思えるね。
つまり、Python を学べば共通テスト用プログラム表記についても理解が深まる、、ってこと?
似たコードだからこそ一石二鳥にもなるね。
じゃあ、二つの言語について学んでいこうか。