ドローンの始まりは今から約80年前（1930〜1940年代）の第二次世界大戦中までさかのぼります。当時のドローンが開発された理由は、ドローンに爆弾を搭載し戦争に勝利するためという現在の使用用途とは大きく異なる軍事用として作られました。一番最初にドローンのもととなる無人航空機の飛行に成功したのはイギリス（1935年）で、次にアメリカ（1940年代）が無人航空機の開発に成功しました。しかし、操縦不能となるケースが多かったため、実際に第二次世界大戦中に使用されることはありませんでした。ちなみに開発者の名前は軍事機密となっているため、不明となっています。

そもそもドローンという不思議な名前はどこから命名されたのでしょうか。ドローンという名前の由来は、英語で「雄の蜂」という意味があります。これには名前が付けられた時代が大きく関係しており、ドローンという名前が付けられたのは今から約80年前、つまり戦争が多く行われていた時代です。イギリス軍は射撃訓練現場で飛行機から幕を垂らし、それを的にして訓練を行っていました。しかし、人が乗っている飛行機の近くに的があると、飛行機が墜落する可能性があるため、そこで遠隔操作を用いて操縦する無人機の「女王蜂」を用いた訓練が開始されました。その「女王蜂」と似たような機体「雄蜂」をアメリカが導入し、訓練を始めたことが名前の由来です。

ドローンの歴史はいかがでしたか？止まることなく進化を続けるドローンはこれから少子高齢化社会に生きる私たちの生活にどのような影響を与えるのか楽しみですね。 読んでくださった皆さんがすこしでもドローンの歴史に興味を持ってくださったらうれしいです。