安全面での課題


ドローンのレベル

ドローンの飛行には４段階のレベルに分かれていて、そのレベルに応じて可能な飛行方法などが変わります。
それぞれのレベルの定義は以下のようになっています。
  • レベル1飛行：目視内での操縦飛行　　
  • レベル2飛行：目視内での自律飛行　　
  • レベル3飛行：無人地帯での目視外飛行
  • レベル4飛行：有人地帯での目視外飛行
また、より詳細にまとめたものが以下の図になっています。
上の図のようにドローンには事故を起こさないために様々な規制がされています。 また、レベル4飛行が最近解禁されてことによって、大勢の人がいて、ドローンが目視できていない状況でもドローンを飛ばせるようになったので、配送などで使えるようになったりしました。
レベル4飛行は国土交通省などから第一種機体認証を受けたドローンのみになっていて、安全性がきちんと確保されています。この第一種機体認証というものの基準は以下のようになっています。
  • 1:電動・自律制御飛行　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  • 2:地上局で挙動監視・異常時警報表示・緊急着陸などの指示に対応
  • 3:非常用パラシュートを搭載　　　　　　　　　　　　　　　　　
  • 4:高いセキュリティー性　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
  • 5:製造工程・部品単位での安全性　　　　　　　　　　　　　　　

これまでに起きたドローン関係の事故

ここまで見るとかなり厳重になっているので事故とかも起きないと思われます。
しかし、過去にはドローンによって様々な事故が起こされていました。 以下がこれまでに起きた事故の例です。



これらの事故はほとんどが天候の影響であったり操縦経験が低い人が起こしています。
これらの対処法として荒天時にはドローンを使用しなかったり、安全な広い場所で練習をするようにするなどがあります。 また、ドローンの保険があり、それに入っておくのも一つの手であると思います。 ドローンの使用者が正しい知識を持って対策を行うことが重要になってきます。

事故の件数は以下のグラフのように平成30年までは増えていっていましたが、31年になると減っていて、 ドローンの事故対策がされたことによって事故の件数が減っていっていることがわかります。

参照:国土交通省

ドローンを飛ばす際の危険

ドローンは飛ばす時間や気候、場所などによって危険性が左右されます。
以下が、具体的な例になります。


以上よりドローンは周りの状況に左右されやすく、上記の状況の場合は使用しないことが好ましいです。 最悪の場合、人がけがをしてしまったり、法律違反になってしまうので気を付けましょう。

まとめ


  • レベル4飛行が可能になったといえ、必ず安全であるとは限らないのでこれからもドローンの操作には注意が必要

  • ドローンに関する法律がいろいろあるため、事故が減ってきていっているが、事故が起きないようにするための対策もしていかなくてはいけない

  • ドローンの事故の対策として、悪天候時、人が通る場所などでは使用しない、ドローンの練習場で練習をしてから飛ばす

  • ドローンは周りの状況に左右されやすく、夜間や荒天時には使用しない

参考文献