郷倉ごうぐら番屋ばんや

郷倉とは

郷倉は、江戸時代に領主に納める年貢米や凶作に備えての貯穀、飢饉のときの
非常救済米や貸し付け米を補完するための倉庫で、庄屋が管理していた。
「千石米どころ」と呼ばれるほどほかの村よりお米のとれた瀬名に
この郷倉が建てられた。
江戸から明治にかけ、人々の税が年貢米からお金に変化したため、
役割を終えた郷倉は、ほとんど取り壊されてしまった。
しかしそんな中で、瀬名の郷倉のみ、取り壊されなかった。
それだけでなく、こんなにきれいに形が残っているのは奇跡といえる。
現在は民俗資料館として、近世の農民の姿を知るための貴重な資料となる
農具や生活用品が収蔵されている。

展示物

番屋とは

番屋は、蔵番と呼ばれる郷倉の管理人が寝泊まりして、郷倉に貯蔵している
年貢米や貯穀を火事や水害、盗難から守るために設置された建物。
また、村役人の会議をする場所でもあった。郷倉とともに資料館として、
当時の生活や姿を知るための重要な建物となっている。

展示物

備考

住所:〒420-0911 静岡県静岡市葵区瀬名3丁目18
電話番号:054-263-9259
アクセス:お車でお越しの場合、静清バイパス瀬名インターを降りて北進。
バスでお越しの場合、しずてつジャストライン竜瓜山線「瀬名リンク西奈前」下車、徒歩3分
開店日:毎月第2土曜日、9:30~12:00