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三鷹市と長崎市では、あまり関係がないように見えますが、意外な関係がありました。
それは,当時三鷹周辺に住んでいた彫刻家の北村西望(きたむらせいぼう)が長崎の平和祈念像建設の依頼を受けて平和祈念像を作ったということです。
北村西望は「井の頭自然文化園」の土地を東京都から借り、アトリエを建設しました。またアトリエで、平和祈念像などが作られました。作品は「井の頭自然文化園彫刻館」で展示され、最終的に寄贈した作品は500点ほどになったそうです。
平成元年11月、北村西望の代表作「平和祈念像」を三鷹の平和のシンボル「平和の像」として建立しました。この像の原型は、長崎市に建立された像をもとに作成されたそうです。また、アトリエで創作活動をしている間に三鷹市内の小学校と交流を深めるなど、三鷹市と深く関わりを持っていたそうです。
次は北村西望について詳しく説明します。
本名は北村西望(きたむらにしも)で、1884年、長崎県南島原市に生まれて、1987年、東京都武蔵野市で亡くなりました。(享年102歳)ちなみに、北村西望という名前は彫刻家としての名前だそうです。
また、京都美術学校(現在の京都市立芸術大学)、東京美術学校(現在の東京芸術大学)を首席で卒業しています。
北村西望の主な代表作は「光にうたれる悪魔」・「板垣退助翁(いたがきたいすけおう)」・「長崎平和祈念像」です。
この3つの作品について詳しく説明していきます。
光にうたれる悪魔は、長崎県南島原市の西望公園に1979年度設置され、制作期間は3ヶ月で第11回文展推薦に選ばれた作品です。
板垣退助翁は、国会議事堂内に1938年度設置され、大日本帝国憲法発布50年を記念して制作されました。リンクは以下の通りです。
光に打たれる悪魔 (https://www.kurotani.jp/gallery/1383)
名古屋刀剣博物館 日本を代表する彫刻家・北村西望のブロンズ像 (https://www.meihaku.jp/art-knowledge/kitamura-seibo/) (https://www.city.shimabara.lg.jp/page2956.html)
仙台平和公園のモニュメント (https://www.city.mitaka.lg.jp/c_service/087/087618.html)
長崎平和祈念像は、長崎市平和公園に1955年度設置され、制作期間は4年で長崎市から平和祈念像の建設の相談をうけて制作されました。
また、平和祈念像のポーズには意味があることをしっていますか?それについて説明をしていきます。
「長崎平和祈念像のポーズの意味」
天を指す右手…原爆への脅威
水平に伸ばした左手…未来へ向けた平和の願い
穏やかな顔…亡くなった人への冥福

また、他にも共通点がありました。それは、長崎に原爆を投下したB−29爆撃機の「ボックスカー」が原爆を落とす前の7月29日に原爆模擬爆弾の「パンプキン爆弾」が三鷹市に隣接する調布市の中島飛行機武蔵製作所に落とされたことです。原爆を投下する事前練習としてパンプキン爆弾を落としたと考えられます。
なぜ、調布市の中島飛行機武蔵製作所にパンプキン爆弾が落とされたのでしょうか。
理由としては、三鷹市周辺に武蔵野製作所などの航空機産業に関する会社が多くあったからです。武蔵野製作所では、日本の航空機用のエンジンの約三割が製造されていて、戦争をする中で重要な役割を果たしていました。
私達は先日三鷹市にある「仙川平和公園」という公園に行きました。仙川平和公園には、長崎にある「平和祈念像」を制作した北村西望さんが三鷹市に制作した「平和の像」がありました。
他にも内側が空襲によって焼けた「焼け残ったプラタナス」や
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アンネ・フランク一家が平和をバラに託して世界にとどけた「アンネ・フランクのバラ」

ヨハン・ガルトゥングが世界平和を願って植樹した「ヨハン・ガルトゥング記念樹」

などがありました。
仙川記念公園にある「平和の像」は三鷹市民の募金活動によって作られ、今の世代に平和の大切さを伝えるものとなっています。

また調布市の「調布飛行場」では戦時中に実際に使われていた「掩体壕」というものがありました。「掩体壕」とは、航空機を空襲から守るためのものです。下の写真が掩体壕です。

武蔵野市には、戦時中に物資を輸送するための線路の跡がありました。

このように、街の中を探してみれば意外にも戦争の跡が残っています。これは次世代に戦争の悲惨さや平和の大切さを考えるきっかけになります。私は仙川平和公園に以前も来たことがあったのですが、仙川平和公園のように戦争の記録を残してある場所は平和な世の中を生きる私たちが戦争について考えるために大切なものだと改めて実感できました。