鳥類の特徴

鳥類はどんな特徴を持っているのでしょう。

鳥類は羽毛で覆われた、脊椎動物の一つです。恒温動物で、卵を産みます。

特徴的なのは大陸を長距離移動することができます。いわゆる渡り鳥です。渡り鳥は基本的に暖かいところを好みます。

これは、陸上で生活している生物と大きく違う特徴です。

下記は他の動物との比較表です。

脊椎動物
------ 哺乳類 鳥類 爬虫類 両生類 魚類
生活環境 陸上 陸上/水中 水中
生殖 胎生 卵生
体温 恒温動物 変温動物
体表 羽毛 鱗・甲羅 薄い皮膚

上の表を見て何か気付きましたか。私たち哺乳類と似た面もいくつかあります。例えば陸上で生活していることや恒温動物である点など、共通点がかなりあります。

鳥類の生活

鳥たちが食べる主な種子はナンテン、ヒマワリなど数多くあります。特に、赤系の実が好みです。
種子を食べる鳥はヒヨドリメジロツグミなどがいます。

同じ植物としては、ツバキやサザンカの蜜も好みです。

猛禽類を除くほとんどの鳥は木の実を食べます。

環境問題との結びつき

私たちは、鳥の博物館(千葉県我孫子市)に行って、職員の方に話を聞いてきました。

私たちは環境問題との結びつきについて尋ねたところ、「まだ必ずしも直接的な関係がはっきりしているわけではない。」と話しています。

しかしながら、「鳥類全9000種のうち、3000種程度が減少などの傾向が見られる」そうです。私たちは恐らくこれは地球の平均気温が上がってきたことで、鳥類が暖かいところに集まってきたのではないかと思っています。

具体的な例

鳥類が具体的にどのように変化しているか尋ねてみました。

例えばコムクドリというムクドリの仲間がいます。コムクドリは東北地方で繁殖しますが、産卵時期が二週間ほど早くなっているそうです。

またこうした事態はイギリスでも起きていて、鳥が渡ってくる時期が早くなっているそうです。しかし鳥の食料の一つでもある虫は影響を受けていないため、ヒナが減少しています。

前に述べたように、必ずしも温暖化が原因とは言いきれませんが、こうしたことが起き始めたのは平均気温が上がってきてからだそうです。

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