インフォグラフィックスを使う利点

 

■言葉が通じない相手と情報を共有することができる

 インフォグラフィックスは、異なる言語を話す人にもわかりやすく情報やメッセージを伝えることが出来ます。ご存知のように、これからは外国の人との関わりが会社などでますます増えて行きます。国際社会の中で自分の意見を的確に早く伝えるには、インフォグラフィックスのような視覚に訴える手段が必要なのです。
  例えば、外国の人との会話の中で、ある建物の間取りが話題になったとしましょう。間取りを言葉で説明するのは相手が例え同じ国の人であったとしても大変ですが、図解を用いるとすぐにわかります。

Author Mount氏によるイラスト
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■自分の考えを整理することができる

 学校でレポートなどを書くとき、「いろいろと考えは出てくるのに、なかなか全体としてまとまらない・・・」 なんてことはありませんか?
 マインドマップというインフォグラフィックスの書き方を学ぶと、自分の考えを整理するのに非常に役立ちます。さらに、自分の考えを書いてみて全体を眺めてみると、新たなアイデアが浮かぶこともあるのです。

詳しくは、「作る」のマインドマップのページで学ぶことができます。
          マインドマップのページへ

mindmap

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■複雑な情報や専門的な知識をより多くの人と共有することができる

 数学者のデカルトが数式をグラフで表す 方法を考えたことによって、私たちは数式を視覚的に理解することができるようになりました。 数式とグラフの間には、例えば連立方程式の解がグラフの交点に対応したりと様々な関係性を導くことができます。
 今では学校の授業で当たり前のように数学グラフが用いられていますが、実はグラフというのは昔の数学者が発明した画期的なインフォグラフィックスだったのです。
 また、チャートや図解を用いることで情報を表現する手段は現在でもさまざまな箇所で用いられています。 特に、チャートのようなインフォグラフィックスを作る機能は、学校や企業で用いられるプレゼンテーション用ソフトウェアに搭載されています。 この機能によって、数字をそのまま表示するよりもはるかにわかりやすく複雑な情報を伝えられるようになるのです。

graph

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■楽しく情報を吸収できる

インフォグラフィックスの多くは視認性をよくするためにさまざまな絵や図表を用いているので、どのような情報においても
「見ただけでいやになるなあ…」というような感想を抱くことはありません。直感的、感覚的な情報の理解を目標として作られた
インフォグラフィックスはさまざまな学習活動の前に立ちはだかる壁をとても低く、乗り越えやすいものとしてくれるでしょう。

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インフォグラフィックスは非常に広い分野で活躍しているということがお分かりいただけるでしょう。

次のページでは実際に情報をインフォグラフィックス化してみます。