先ほどのページでは、オゾンの酸化力によって有機物が分解されるということを解説しました。
ここでは、分解された有機物を吸着する活性炭吸着池について解説します。

オゾンで有機物を分解しただけでは、分解した残りが浮遊したままです。
活性炭吸着池では、分解された有機物を活性炭によって吸着していきます。

活性炭とは？

活性炭とは、木などを焼成し炭化させたものです。
2ナノメートル以下という非常に細かい穴が多数あり、その穴に分解されたものが捕捉されることで浄化します。

浄水場では粒状活性炭と呼ばれる、縦0.5センチ前後の円筒形のものが使われていました。

活性炭の効果って落ちていかないの？

もちろん、活性炭は使用とともに穴がつまり、浄化能力が落ちていきます。
そのため、浄水場では定期的に活性炭の下から水を逆噴射することで効果を復活させる、「逆洗」を行っています。