このページでは、実験(じっけん)1の結果(けっか)から、どのようなことが考(かんが)えられるのか、見(み)ていきましょう。

(1)まず、実験(じっけん)の結果(けっか)を見(み)てわかったように、どこをみても多(おお)くの細菌(さいきん)が存在(そんざい)していますね。

(2)対照(たいしょう)実験(じっけん)(すなわち、何(なに)も標本(ひょうほん)を用意(ようい)せずに他(ほか)の標本(ひょうほん)と同様(どうよう)環境下(かんきょうか)に置(お)いたもの)で細菌(さいきん)が多(おお)く増(ふ)えてしまいました。しかし、これは、シャーレに含(ふく)まれる空気中(くうきちゅう)や、寒天(かんてん)を流(なが)し込(こ)むときに、細菌(さいきん)がシャーレに触(ふ)れてしまい、増(ふ)えてしまったと考(かんが)えられます。ですが、バクテリアの増(ふ)え具合(ぐあい)は、他(ほか)の標本(ひょうほん)に比(くら)べ、少(すく)なかったため、実験(じっけん)としては成立(せいりつ)していると考(かんが)えられます。

(3)手(て)を洗(あら)った状態(じょうたい)で変化(へんか)があまり見(み)られませんでした。手(て)を拭(ふ)く際(さい)に、ペーパータオルを使(つか)ったが、その時(とき)に、拭(ふ)いたことによって細菌(さいきん)が取(と)れてしまい、結果(けっか)に差(さ)が出(で)なかったことが考(かんが)えられます。また、石(せっ)けん中(ちゅう)に含(ふく)まれる有機物(ゆうきぶつ)が細菌(さいきん)のように増(ふ)えてしまったことも考(かんが)えられます。

それでは、実験(じっけん)２に進(すす)みましょう。