実験の考察[1]

バクテリアは多く存在する
ドアノブや階段の手すりなどといった、不特定多数の人が多く触れる場所を標本としたが、どこを見ても多くのバクテリアが存在していることがわかる。
この実験から、バクテリアの量の違いやどのような種類のバクテリアであるのかといったことは判断しづらいが、どの標本でも多くのバクテリアを確認できた。
対照実験でバクテリアが繁殖する
対照実験(すなわち、何も標本を用意せずに他の標本と同様環境下に置いたもの)でバクテリアが多く繁殖した。これは、シャーレに含まれる空気中や、寒天を流し込む際にバクテリアが触れてしまい、繁殖したと考えられる。
しかしながら、バクテリアの繁殖具合は、他の標本に比べ、少なかったため、実験としては成立していると考えられる。
手を洗った状態で変化があまり見られない
手を拭く際に、ペーパータオルを使用した。その際に、拭いたことによってバクテリアが取れてしまい、結果に差が出なかったことが考えられる。
また、石けん中に含まれる有機物がバクテリアのように繁殖してしまったことも考えられる。
 
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